１００羽 ページ15
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及川と出会った翌日。今日はとうとう訪れたテスト当日だった。
勉学に特に不安のないAにとってはこれといって特筆すべき事項はなかった。まあ少し数学が不安なところではあるといった程度。けれどそんな不安は日向と影山のテスト結果への不安を思えば微々たるものだ。
解けたのかなあと頭を悩ませながら、落ち着かないまま聞く担任の話は全く耳に入らなかった。
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その日の午後の部活。もうすでに長袖を切るには暑い季節にもかかわらず、烏野高校排球部はその真っ黒なジャージを身に纏い集合していた。どこか浮足立っている雰囲気は、このチームに新しい仲間が加わることが理由である。
「テストも終わって、今日から谷地さんがマネージャーとして正式入部という事で……。」
澤村の言葉をうけて、清水が谷地にジャージを手渡す。「せーの！」と澤村が声をかけると、全員揃って声を張り上げた。
「ようこそ、烏野高校排球部へ！！！」
谷地へ背中を向けて、ジャージに書いてある文字を親指で示す。その迫力と熱気に目を輝かせた後、谷地は勢いよく深々とお辞儀をした。
「よろしくお願いシャス！！」
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「おぉぉ！あれは！！」
「あれはもしや！」
「スカイツリー！？」
「いや、あれはただの鉄塔だね。」
ただの鉄塔を前に馬鹿騒ぎする田中と西谷。そんな2人穏やかに指摘したのは音駒の副主将の海だ。その隣では主将の黒尾が腹を抱えて大笑いしている。
そう、烏野高校はとうとう遠征当日を迎え、バスで東京へとたどり着いていた――の、だが。
「てゆーかおい。なんか……人足んなくねぇか？」
「実は……。」
黒尾から指摘され、言い難そうに澤村は硬い口を開いた。
この場に居ないのは日向、影山、Aの３人である。……そう。日向と影山は努力の成果もむなしくテストで赤点を取ってしまったのだ。一方、テストには一切の心配がなかったAもここにはいない。このタイミングでどうしても後日にずらせない委員会の仕事を任されてしまったのだ。
担当教員がバレー部の遠征の話を知らず、何も考えず日程が決まってしまっていた。そして運悪く同じ委員会のメンバーが体調を崩し、代打がいない状況。納期の関係上、Aが遠征に行ってしまっては間に合わない。担当教員に頭を下げられ断ることもできず、しぶしぶ了承してしまったのだ。
あまりにも重なりすぎた偶然が生んだ悲劇。誰も予想しえなかった事態だった。
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希(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (
レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(；-；)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください！楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン！← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました（*´ω｀） (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年2月27日 3時
