勇者の休息【ゼルダの伝説】

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リンクside



ここ最近、やたら自分の周りがざわついていると思ったら
やはり原因は突然俺の元にやってきたキルだった

プルアに聞いたところ、あの人はこのハイラルから逸脱した存在なのだとか



















まぁそんなことはどうでもいいんだけどね



もちろん自分の最愛を取られるつもりもないし
ましてやこっちに進めと世界に指図される筋合いもない









毎回毎回彼が危険な目に会う前に防いできていたけれど







｢やっぱここじゃ通用しないか｣



















さすがにはぐれた時は自分でも焦っていた

この状況と感情にどこか懐かしさを感じるのは
昔経験したことがあるからなのだろうけど













しかし以外にもあっさりと彼は見つかった
酷く何かに怯えているようで、尻もちをつき震えている

そんな彼をこれ以上驚かせないように後ろからそっと近づき
そして完全に洗脳されないよう、彼の目を覆う
一瞬ビクッと身体を震わせたが、俺だとわかったのか縋り付くように俺の腕を掴んできた



















((あー、
かわいい))

















殺気を出しながら精霊を威嚇すれば
すぐそいつは去っていった















本当なら、俺が強ければこんな目に遭わせなくて済んだのに
ハイラルのために身を削ったのは彼女も一緒なのに
1回考え始めれば、なんで？が止まらなくなる
でも、今の俺にはまだそれを解決出来るほどの力は無い
守ることしか出来ない


だからもう少し
あと少しだけ
不完全な俺に付き合ってね、A



















ー｢まったく、おれがいないといつもまいごになるんだから｣ー

ー『だって、りんくがぜーったいみつけてくれるってしんじてるもん』ー





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解説

本来なら100年前キルくんと一緒に死んでいるはずのAさんが、キルくんの力で100年後まで命を繋げられた。この事実がハイラルの物語の流れに反しているため、世界全体がAさんの存在自体を逸脱したものと判断
Aさんは常に色々なところから狙われていることをリンクさんはプルアさんから聞く
そのときにAさんのことを思い出す
迷いの森でAさんは記憶を全て抜き取られそうになっていてそこにリンクさん登場。洗脳を阻止
物語の主人公であるリンクさんがAさんを逸脱者だと認識しなければ世界もAさんのことを消すことはできないみたいな感じで書きたかった(過去形)

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