勇者の休息【ゼルダの伝説】

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リンクを見つけないといけないのに、どうしてもあの精霊を追いかけなければならないという感情に駆られ
足を止めることが出来ない


















あ、そういえば

昔にもこんなこと、あったような









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〜幼少期〜










まだ、剣もまともに握れなかった小さな頃
とにかく私は外を走り回るのが大好きだった
大人が見る景色を早く見て見たくて
毎日毎日新しいことを知れるのが相当楽しかったんだと思う

しかしまぁ着いてきてくれる人などいなかったわけで
当然迷子になることもあった
それがあの時


私は昔も、この森に迷い込んだことがあったのだ
あの精霊を追いかけて



















『あれ、、、？』











どこに行っても同じ場所に帰ってくる
出口に行こうにもその出口がどこにあるのか分からない
そして追いかけていたはずのルミーもいない。
いちばん入り込んでは行けない場所で
私は初めて迷子になってしまった












『ぅっ､､､､､､おにぃちゃんっ､､』














朝なのか夜なのかもわからないこの場所で1人蹲っていた時に
私のことを助けてくれたのは



















＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿











あれ、













『助けて、くれたのは、』


















誰だ？



















思わず走ることをやめて、
記憶を辿る















ここまで鮮明にあの出来事を思い出せているのに
なんで助けてくれた人が出てこない

そもそも私は、





今なんでここにいる？














『あ、れ､､､､』

















おかしい、
何が？
わからない
でも何か、
大事なことが頭から消えている

















『な、んでっ、、』














思い出せない
何を思い出せばいいかも分からない
そもそも私は
なんのためにここにいる？
私はこの世界の
何を知っている？










分かっていたはずなのに、
何かに私の全てを持っていかれている



















誰か
だれか



















『助けっ､､､､』



















・



















・



















｢Shh...｣

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