犬系後輩くん −Y.Ryosuke−

綺麗すぎて… ページ9

原画展を出る直前にあるグッズ販売店。







どちらかと言うと



あんまり物とかは買わない方なんだけど









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目の前の、このネックレスには

ついつい目をやってしまっていて。







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「あのネックレス、可愛いですね？

さっきの原画の中でもあった気がするんですけ…」





『ラブりんニコチャージ！



っていう決めゼリフで

主人公が変身する時の道具なの！





私がテレビで見てた頃は

プラスチック製だったんだけど


やっぱ、本物になると全然違うなー』








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プラスチック製の時は


細かな宝石までは再現されていなかったけど







ここまで綺麗に作られていると、


ファンじゃない人でも欲しくなるんだろうなぁ。









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.

「試しにつけれるみたいですよ？

はい、センパイ」







そう言って差し出されたネックレスは


明らかに私なんかには似合わない。







それに、こんなに綺麗なのは…









「どうかしましたか…？」









『...綺麗すぎて、

触れないよ。



後ろにも人いるから進もう？』









「でも、欲しいなら買いません？

ちょっと待っててくださいね」








店員さんと話していて

買おうとしている山田くん。







『...いいってばっ！


っ！

...行こう？ね？』







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