初めて。 ‐ Y.Ryosuke -

１２話 ページ12

『涼介くん、

またパンなの？』





コンビニのやつねー


と、少しだるそうに答える涼介くん。





すると突然、



涼『？！


いちご入ってるの？！』







たしか、いちご好きなんだっけ。



とか、思いつつ




『うん。


2個あるから食べる？』




マジ？！

たべる！



と言うと勢いよく


私のお弁当からいちごを1個とり






涼『うんめ〜！』





と、食べだした。






『いちご大好きだね笑』




涼『もうね、毎日いちご食べても飽きない』






そこまで好きなんだ…と驚いていると





涼『俺のパンも食べる？



クリームパン』




私はつい、




『え？！


クリーム？！たべる！』




笑いつつも



一口サイズにちぎって渡してくれた________







わけじゃなく、



涼介くんは

私の目の前にクリームパンを差し出し




涼『はい。

たべていーよ？』




さっきまで

涼介くんが食べていたパンということは



私が食べると必然的に





『か、んせつ、きす…』




涼『え？


気にする？ならあげなーい』





とちょいちょいドS感を出してくる。

１３話→←１１話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す