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新曲もなかなか上手くいって、アイデアを出し合いながらいい感じに進めることができた。
「じゃあ俺バイトなんで、お先に失礼します」
一礼をして先にスタジオを後にした。いつもならぶん殴られそうだが、今日はバイトというだけで後片付けも免除にしてくれた。
新曲が上手くいったからか？やけに機嫌が良かった気がした。ま、気のせいってことにしておくか。
外はもうすっかりクリスマスムードで、様々な色の電飾が木々に掛けられていた。
心なしか、周りにカップルが多いように見えて。なるべく下を向きながら歩いた。
あ〜〜〜〜〜…だる。
すれ違う人を全員呪ってやろうかと思った。特に意味はないが。寝不足の頭ではそんなことしか考えられなかった。
前から歩いてきた人とぶつかりそうになったので、少しだけ顔をあげて歩く。今日は何時あがりだっけ、とぼんやり考えていた、そのときだった。
遠くから長い髪の女性が歩いて来る。
いや、実際には視界の中に長い髪の女性はたくさんいるのだが。明らかに1人だけ、目立って見えた。
その違和感の正体は、すぐにわかった。
段々近づいてくると、顔が鮮明に見えてくるようになった。揺れる視界の中で顔をちらっと見ると。
…俺が今一番会いたいAちゃんに、あまりにもそっくりだった。
正直、ドキッとするほど似ていた。本人かと思ったがきっと違う。こんな偶然あるわけないのだ。第一、住んでいるのはこの辺ではないと思う。
その女性とすれ違うと、着いて行きたくなってしまうようないい香りがした。
思わずため息が出る。寒さもあってか、涙が出そうだった。
やばい、なにやってんだろ俺。立ち止まって、鞄の中からハンカチを探す。
「…将明くん？」
久しぶりに呼ばれるその名前に、懐かしさを感じると共に俺に苦い記憶を思い出させた。
「……………Aちゃん」
綺麗になったその容姿とは裏腹に、何も変わらない笑顔を向けられなんだか胸が苦しくなったような気がした。
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ｍａ(プロフ) - みやさん» コメントありがとうございます！千葉ちゃんメイン少ないですよね（笑）そう言っていただけて嬉しいです、頑張ります(^.^) (2019年12月12日 20時) (
レス) id: fc77e0e2fe (このIDを非表示/違反報告)
ｍａ(プロフ) - リカさん» ありがとうございます、、！これからも応援してあげてください（笑）更新頑張ります＾＾ (2019年12月12日 20時) (レス) id: fc77e0e2fe (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 中々千葉ちゃんのお話を見かけず、やっと出会ったこの作品！更新待ってます(*´`) (2019年12月12日 0時) (レス) id: 911787e19f (このIDを非表示/違反報告)
リカ - 更新楽しみにしてます！毎回、千葉ちゃん！！って応援したくなるくらい引き込まれます（笑）続きが気になります！ (2019年12月11日 1時) (レス) id: 4a7cb51f4d (このIDを非表示/違反報告)
ｍａ(プロフ) - なぁさん» ありがとうございます…！そう言って頂けると本当に嬉しいです。気怠い感じを表現できているのなら嬉しいです＾＾（笑）気まぐれ更新ですが、今後もよろしくお願い致します。 (2019年12月8日 13時) (レス) id: fc77e0e2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｍａ | 作成日時：2019年11月21日 22時
