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朝、目を覚ませば腕は私の腰にはまだ回っていて、
先輩を起こさないようにそっと腕を動かす。
今日朝から練習なのかな
と思いながら先輩の髪の毛を少しよけて
寝顔を見れば相変わらずかっこよくて
昨日したキスが夢のように感じる。
普段は絶対にしないし、できないけど
『起きてないよね…？』
そっと先輩のおでこにキスをしてベッドを降りた。
2人分の朝ご飯を作りながら、
念のため先輩のお弁当も作ろうと
冷蔵庫を開ければ結構な量の食材が入っていて
また実家から届いたみたい。
「おはよ」
その声に先輩の方を見れば
眠そうにベッドに腰掛けて携帯を見ている先輩がいて
『おはようございます。
朝ご飯もう少ししたら出来るので』
「ありがと」
先輩はそのまま立ち上がってわたしの後ろに立つと
「いいね、起きたらAがいんの」
と言いながらわたしのうなじにチュッとキスをする。
『ちょっ…と！』
そう言ってうなじを押さえながら
振り返れば先輩は笑って
顔を洗いにあっちへと歩いて行った。
なんか最近私たちの距離感おかしい気がする。
首を傾げながら朝ごはんを作り終えれば
タイミングよく先輩も戻ってきて
２人で座り手を合わせて朝ごはんを食べた。
「相変わらず料理上手いね」
『ありがとうございます。
今日、一応お弁当作ったのでもし良かったら
部活に持っていってください』
「本当？助かる」
『そういえば冷蔵庫にたくさん食材ありましたけど
実家から届いたんですか？』
「そう、多いんだよな毎回。
あ、良かったら食材消費手伝ってくれない？」
何かを思いついたようにお箸を止めて
わたしを見つめてくる先輩に
食材消費…？作り置きとか？
なんて考えながら頷けば
「じゃあ年末までこっち住むってことで」
『え…？
こっちに住む？ここに？ってことですか？』
「バイトも近いし、食材は余るほどあるし
結構条件いいと思うけど」
『まあ、優良物件なのはそうですけど…』
私はてっきり作り置きとかして、
食材を消費するものだと思ってたから頷いたのに
「だから今日の間に荷物持っておいで。
量多いなら練習のあと、俺も付いてくから」
『いや…
そんな手伝ってもらうほどの大荷物はないです』
それから年末までの
食材消費作戦のために
５日間の同棲生活は始まった。
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yui39cluesdrgnb(プロフ) - まさかのバイク免許持ちでギャップに萌えました (2021年10月1日 17時) (
レス) @page16 id: ea9a43b73a (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あやなさん» コメントありがとうございます！３も全体公開に変更したので是非ご覧ください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 43a53e8322 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - ry72150510さん» コメントありがとうございます！３も全体公開に変更したので是非ご覧ください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 43a53e8322 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！パスワード教えていただきたいです！！ (2020年7月1日 22時) (レス) id: d3ae575cd5 (このIDを非表示/違反報告)
ry72150510(プロフ) - 一気に読んじゃいました！更新楽しみです！３のパスワード教えてもらえると嬉しいです！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: c48ae15086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mai
| 作成日時：2020年6月20日 21時
