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ケーキを食べ終われば
時計はもう23時前を指差していて
食器を片付けるとわたしは荷物を手にとり
『またじゃあ、年末に。
練習頑張ってください』
そう言って玄関に向かえば先輩はわたしの手を掴んだ
「今日はもう遅いし泊まってたら？」
その瞬間どんどん自分の顔が赤くなるのがわかる。
普段から手は繋いでるはずなのに…
キスしたから意識しちゃうんだ。
『いや…今日はちょっと』
「明日はバイト？」
『明日は休みです…』
「ん？用事？」
『いや、何も予定はないけど…』
結局、流れのまま私は泊まることになって
先にお風呂に入り、鏡に映る自分の顔の赤さに
『…赤すぎでしょ』
と少し呆れつつ髪の毛を洗う。
お風呂に出れば先輩はソファに寝転びながら
携帯を触ってて
いつも泊まる時と変わらないはずなのに
どこかドキドキしてしまうんだ。
『先輩、お風呂ありがとうございました。
どうぞ入ってきてください』
「ん、風邪引くから髪乾かしときなよ」
言われた通り私は髪の毛を乾かせば
先輩が戻る前に急いでベッドへと入る。
今、顔を見られれば
絶対に好きだとバレてしまう気がして。
少ししてお風呂から出た先輩は、
ベッドに腰かけると私の頬を撫でる。
「寝た？」
寝たフリをして過ごしていると
先輩は髪の毛を乾かしにあっちに行って
戻ってきたときには
壁にピタッとくっついてる私を引き剥がすように
自分の方へ寄せて自分もベッドへと入る。
「A、今日なんでやたら壁によるわけ？」
『…』
「起きてんのバレてるからね」
その一言で観念した私は、
『…さっきのが恥ずかしくて』
「なにそれ、こっち向いて。
絶対顔赤いじゃん、いま」
『絶対そっち見ませんから！
おやすみなさい！』
そう言って勢いよく布団をかぶれば
先輩は私のお腹に腕を回してきて
後ろから抱きしめながら寝るらしい。
この行動の意味は分からなくて
いくら考えても先輩の気持ちはわからない。
理由探しするほど、落ち込んでしまうのは
私たちは契約で付き合った
恋人ごっこだから。
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yui39cluesdrgnb(プロフ) - まさかのバイク免許持ちでギャップに萌えました (2021年10月1日 17時) (
レス) @page16 id: ea9a43b73a (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - あやなさん» コメントありがとうございます！３も全体公開に変更したので是非ご覧ください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 43a53e8322 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - ry72150510さん» コメントありがとうございます！３も全体公開に変更したので是非ご覧ください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 43a53e8322 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！パスワード教えていただきたいです！！ (2020年7月1日 22時) (レス) id: d3ae575cd5 (このIDを非表示/違反報告)
ry72150510(プロフ) - 一気に読んじゃいました！更新楽しみです！３のパスワード教えてもらえると嬉しいです！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: c48ae15086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mai
| 作成日時：2020年6月20日 21時
