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頭は本能で逃げろというけど

ここで逃げたら逆に面倒になると瞬時に判断して

わたしは自分の席へと向かう。



『何か用ですか?』



近づけばその人たちは席から退いて

わたしは机の上に鞄を置き

目を合わせればニコッと微笑まれて



「角名くんの彼女だよね?」


その一言に

だと思ったと1人心でつぶやきながら


『はい』

と目を逸らさずに答える。



いつかこうなるだろうと思ってた、

なっちゃんから聞く限り先輩のモテようは凄いし

1年のガキに取られたって知ったら

それは怒るのも無理ない。



「ちょっと話があるんだけどいいかな」



そう言って指差すのはドアの方で

まあそりゃそうかと1人納得をして、

いいですよと返して、

その人たちについていく。


その瞬間、
なっちゃんはわたしの手をつかんで
泣きそうになるけど


『大丈夫だよ』

別に死にはしないし、

この人たちもそこまでバカじゃない。


そのまま廊下へと出た瞬間、



「なにしてんの」



すぐ横から聞こえて目線をあげれば

原因の張本人である先輩がそこにいて

その鋭い目線に私たちは固まった。




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mai(プロフ) - 梅みどりさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてすごくすごく嬉しいです…( ; ; )ぜひこれからも面白い作品になるよう頑張りますのでよろしくお願いします! (2020年6月16日 21時) (レス) id: 43a53e8322 (このIDを非表示/違反報告)
梅みどり(プロフ) - 面白いです!!これからも更新頑張ってください!! (2020年6月16日 8時) (レス) id: 9177a7e0b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mai | 作成日時:2020年6月13日 23時

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