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「ごめんね、お待たせ」
それから少しして、現れた及川さんの手には
たくさんの荷物があって、
さすがだななんて感じてしまう。
それから私たちは帰り道を歩きながら、
今日の卒業式の話を聞いていると
やっぱり岩泉さんは泣いてたらしくて、
「あの岩ちゃんが泣くとは思わなかった〜」
なんてのんびり言う彼に対して、
本当に私と帰ってよかったのかなと考える。
「そこの公園寄っていい?」
駅まで向かう途中にある公園に寄って私たちは
ベンチに腰掛けると
『あ、岩泉さんから写真来ました!
すっごい笑顔〜』
そう言って携帯を及川さんに見せると、
及川さんはさっきみたいな真剣な目をして
こっちを見てくる。
「A、あのさ
俺たち、別れよう」
その言葉に時が止まった気がした。
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さ。 - めっちゃ面白かったです!! (2020年6月13日 1時) (レス) id: 8674ff81bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mai | 作成日時:2020年5月20日 20時