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あの事故の日から
私は周りからの言葉に傷ついて
学校に行かなくなった。
もちろん、部活にも。
迷惑かけてばっかりなのは十分わかっている。
だけど行くことが私が怖くなっていた。
それから夜遅く家に帰ってきたお父さんに
『お父さん話があるんだけど、今いいかな』
こちらも見ずにパソコンにへと視線を移したまま
頷くお父さんに転勤先である宮城に
『ついて行きたい』
言った時は多少驚いた顔をしたものの、
“ …ああ “
と一言だけを言われ承諾を貰った。
お母さんが亡くなってから
お父さんは口数がだいぶ減ったし
予想通りの反応に、
『ありがとう、おやすみなさい』
そう言って部屋を後にする。
私が学校へ行っていないことは
確実に連絡が入っているはずなのに
深くは聞いてこなかった。
多分、お父さんなりに配慮してくれたんだと思う。
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咲夜 - 黒尾さんが好きになるのはとても意外な感じでした!とっても面白いです(*^^*)更新頑張ってください(*- -)(*_ _)ペコリ (2020年5月10日 14時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mai | 作成日時:2020年5月9日 22時