転校生は稲荷崎の元マネージャー１ (ページ29)

今日:30 hit、昨日:30 hit、合計:618,741 hit

○29 ページ29

・

-黒尾side-
　

俺は今なにを言おうとした？

烏野のマネちゃんを寝室の近くまで送り届けて、

寝室っつても教室だけど、

１人でしゃがみ込む。
　

『まじで俺、どうした…』

　
「…クロ何してんの、こんなとこで」

　

上から声が聞こえて、

見上げれば研磨が意味がわからないと言った表情で

じっと見つめてくる。

それから、横にある教室を見て

研磨が目を細めると

　
『いや、違うからマジで！！』

必死に否定をして、

絶対いまコイツ勘違いしたろ

なんて思いながら２人で寝室にへと戻る。
　

　

烏野のバスが到着して、

澤村くんと話していると降りてきたのは、

まじでこんな子が世の中いんの？

って思うほどのドストライクな女の子。

ポニーテールを揺らしながら

他のマネと談笑して降りてきた時は天使かと思った。

　

『…烏野ばっかズルくない？

澤村くん、どうやったらあんな怪物の中に

あんな可愛い子達が集まるわけ？』

と３人のマネを指差して澤村くんに聞けば、
　

「全部清水が誘ってくれたからな。

うちのマネ新しく２人入ったんだ。

よろしく頼むな。

くれぐれも変なことするなよ」

なんて笑顔で言われるもんだから、
　
　

烏野のセコムはやっぱりヤベェ。

　

・