転校生は稲荷崎の元マネージャー１

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一通り説明を受け、

大学のことを考えて進学コースを選び、

私は２年４組に転入することにした。





「私が入ってって言ったら入ってくるように」
　
　
　
　

先生にそう言われ、廊下で待っていると、

合図であるその言葉が聞こえて、

深呼吸してからドアを開ける。




すごい見られてる……


　



『A Aです。

兵庫県から来ました。

１年間よろしくお願いします』

　


「はい、拍手〜

席はそうだな〜、

縁下の横で。縁下、手あげろ〜」




「あ、はい」

　

バチっと目が合うと

爽やかそうな彼は少しだけ微笑んでくれる。



縁下くんか、みんなの名前覚えていかなきゃ。




そう思いながら、



　
１番後ろの席へと向かう。


　


・

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