171 ソーシャルエクスペリエンス ページ26
まあなんだかんだあってパーティ当日。
ブラウンの生地のカクテルドレスを身にまとい、髪の毛も可愛くアレンジしてもらった。ドレスは胸元が少しあいていて、そこには以前神谷さんに頂いたネックレスが輝いている。
(神谷さんにはこの姿を見せてはないけど。というか見せなかったけど。)
中村さんと杉田さんに見せたときの反応は…。
まぁ想像通り。
中「馬子にも衣装、豚に真珠、猫に小判ってどんな意味だっけ？」
杉「まあ、少なくとも言えるのはA、似合ってるよ。」
『嘘つき！！！！！！！！！！！！！嫌いです！！！！！！！！』
とにかく、こんなにおめかしをしてもらったのは初めてだったので気分はるんるんだった。でも会場に入るとそんな気持ちは一瞬でしぼんだ。
流石業界人といったところだろう。本当に綺麗な人ばっかりで芋女が混じることが恥ずかしくてしょうがなかった。
『帰りたい。本当に。』
中「さっきまであんなに機嫌良かったのに。」
一緒にいてくださる中村さんと杉田さんも今日はパーティスーツを着ていて、いつもより数割増しでかっこよかった。
(本人達には言わないけど。ファン達が見たら卒倒するんだろうな。)
そんなことをぼけっと考えながらパーティ会場を回っていた。
？「すみません、Aさんですよね？」
突然、後ろから声をかけられて私は振り向く。
「初めまして。広瀬アリスっていいます。」
えっえっ、広瀬って言った？？？？広瀬のアリスさん？？？？？
というかめちゃくちゃ可愛い。脳内は大混乱だし、心臓はばっくばくだけど、そんなのどうでもいい。可愛い。なにこれ、同じ人類？
私は広瀬さんの顔をまじまじと眺めながら心臓を落ち着かせた。
『あっ、あ。はじめまして、Aです。はじめまして、』
「私、幽霊屋敷のステラ大好きなんです。YouTubeもみてます。」
『えっえっ、めちゃくちゃ嬉しいです。というか本当にかわいいですね。私もいつもテレビで見てます。いや可愛すぎる、無理。』
こんな気持ちの悪いこと言っているのにずっとニコニコしながら話を聞いてくれる。
これが器の違い。大女優は違うのだ。ああ、可愛い。
「いつか絶対に共演しましょうね。」
『いや、もう、こちらこそです。もう、本当に、よろしくお願いします。』
しばらく世間話をした後、広瀬さんは他の方の所へ行ってしまった。あぁ、余韻がすごい...
こんな私に話しかけてくださるなんて、感謝感謝です。
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怪盗アイ(プロフ) - ハルさん» 本当に嬉しいです(；；)ありがとうございます！更新頻度はかなり低いですが気長に待ってくださればと思います！ (2022年3月21日 12時) (
レス) id: aedc1f8497 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - こんにちは！初めてコメントします！！怪盗アイさんの作品どれも大好きです！これからもこの小説応援しています！！更新楽しみにしています！ (2022年3月16日 21時) (レス) id: 7e07349c9e (このIDを非表示/違反報告)
怪盗アイ(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます。現在最新話の執筆に向けて前のお話の修正から進めております。またプライベートの兼ね合いがある故もう少し更新にお時間がかかってしまうかもしれません。しばしお待ちいただければありがたいです。 (2022年1月4日 12時) (レス) id: aedc1f8497 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 早く続き読みたいです！アイさんの小説ホント好きです〜！ (2022年1月4日 10時) (レス) id: b03123f166 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 早く続き読みたいです！！アイさんのペースで頑張ってください！(いつも仕事の励みになってます！) (2021年12月28日 12時) (レス) @page8 id: dc664a3ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怪盗アイ | 作成日時：2020年12月6日 2時
