166 バレちゃうんですよね、結局 ページ21
「おかえりなさい、A。」
共有リビングに忘れ物があり、何も考えずドアを開けると目の前に神谷浩史がいた。なんで忘れ物しちゃったんだ、私は！
『たっ、ただいまです。珍しいですね、この時間にいるの。』
「うん、そうかも。」
『あはは、』
私は必死に冷静を取り繕い、彼の横を通り過ぎようとしたが肩を捕まれそれは阻まれた。
「Aちゃん、俺に言ってないことあるあるよね？」
『ぎくっ。』
するとどこから例の雑誌を取りだし、ペラペラとページをめくり出した。
あ、やべえ。終わったわ。
「なるほど、A、雑誌で特集されてたんだ。」
このぉ...気付いていたくせにぃ...
悪魔のような微笑みをする神谷さんに般若のように睨みをきかせる私。地獄か、ここは。
△▼△▼△▼△▼△
「へー、こんなセクシーな服着るんだ、」
『あ、あ』
「ここの胸元のほくろ、俺は凄い好きだよ」
『、や、やめて』
現在、公開処刑中です。リビングで正座させられながら雑誌を読まれています。
そしてギャラリーも何人か増えました。最悪です。
杉「俺、この写真めちゃくちゃ好きだなあ。これ見てよ。」
中「うわっ、えちすぎ。これはダメだろ...」
『うぅ...やめてくらさい...』
普段近くにいるからこそ、自分のさらけ出している写真をじっとりと見られるのが恥ずかしすぎる。本当に蒸発してしまいそうだ。
それにそんなウキウキしながらページをめくるのをやめてください！変態が！
皆が舐め回す様に読み終わった頃には性根尽き果てた私。
神「はは、ごめんごめん、お疲れ様。」
『皆...嫌いです。』
中「でも、とっても可愛かったよ？」
『当然じゃないですか...って、馬鹿馬鹿。騙されませんよそんな言葉に！』
杉「なんか小野くんに似てきた？」
神「あー、あと」
『？』
「今更だけど、俺らだけじゃなくって、これもうみんな知ってるから」
耳を疑う言葉。なんていった？
「鈴さんがみんなに配ってた」
『ああいああああああうあああ』
もーう！秘密にしてって言ったのにいいいいい！
私の叫び声がシェアハウス内に響いた。
☆なお以下、知らされてない人☆
D「Aの雑誌見た？」
潤「何？Aの雑誌って」
D「あ、聞いてないんだ。ならいいわ」
潤「なんだよ、おいちょっと、おのーー！」
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怪盗アイ(プロフ) - ハルさん» 本当に嬉しいです(；；)ありがとうございます！更新頻度はかなり低いですが気長に待ってくださればと思います！ (2022年3月21日 12時) (
レス) id: aedc1f8497 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - こんにちは！初めてコメントします！！怪盗アイさんの作品どれも大好きです！これからもこの小説応援しています！！更新楽しみにしています！ (2022年3月16日 21時) (レス) id: 7e07349c9e (このIDを非表示/違反報告)
怪盗アイ(プロフ) - アオイさん» アオイさん、コメントありがとうございます。現在最新話の執筆に向けて前のお話の修正から進めております。またプライベートの兼ね合いがある故もう少し更新にお時間がかかってしまうかもしれません。しばしお待ちいただければありがたいです。 (2022年1月4日 12時) (レス) id: aedc1f8497 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 早く続き読みたいです！アイさんの小説ホント好きです〜！ (2022年1月4日 10時) (レス) id: b03123f166 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 早く続き読みたいです！！アイさんのペースで頑張ってください！(いつも仕事の励みになってます！) (2021年12月28日 12時) (レス) @page8 id: dc664a3ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怪盗アイ | 作成日時：2020年12月6日 2時
