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朝何時もの時間に起きて
お弁当をつくり 制服に着替え
そして生活していくのに必須な傘をさす。
「いってきます。」
当然返事がない事は知っている。
両親とも生粋の日本人なのに
白い髪に青い目そして太陽に少ししかあたる事ができない【化け物】が産まれた。
最初は母の不貞が疑われたらしいが こんな見た目は珍しいからって 物心つく頃にはいない物として扱われていた。
小学校を卒業と同時に家を追い出され1人暮らしをしている。
今まで住んでいた家は売り払ったのかなんだか分からないけど 両親が今何処に住んでるかも分からない。
それでも裕福な家庭なのか 毎月生活していくには困らない程度のお金は振り込まれてくるし 小学校卒業まで必要最低限の身の回りの事はしてくれた。
まぁ愛情も会話も皆無と言ってもいい程なかったが 全く恨みもなんにもない。むしろこんな私をここまで育ててくれた事に感謝さえしている。
今日の夜ご飯は何にしようかとか 帰り買い物しようかなど考えながら通いなれた通学路を歩いてると
後ろから軽く肩を叩かれた
「よお！A！」
私より頭1つ分以上高いところにある顔を見上げる
貴「おはよう。武」
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作者名：るりるり | 作成日時：2018年6月10日 23時
