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放課後 今日も予定はないのでいつも通り図書室で 勉強や調べ物をしながら武の部活終わりを待っていた。

遅い。
いつもならとうに迎えに来てくれている時間なのに来ない。

図書室からだと野球場は見えないので 荷物をまとめて 相棒の傘を持ち外へでる。

校内にはもう誰の姿も見えず もしかして忘れられたか?など不安になりながら野球場へ向かう。

そこにはもう武の姿しかなく 1人で素振りをしていた。

貴「武ー!もう遅いから帰ろー!」

大きめの声をだしてそう呼びかける。

山「わりぃ!もう少し練習してから帰っから!先帰っていいぞ!」

何を言っているんだ。
限度というものを知らない武を止めるのは いつも私の役目だ。

貴「そんなに練習しても体に悪いから今日はもう 終わりにして帰ろ?」

いつもこう言えば 武は素直に言われた通り終わりにしてくれる。

だけど返ってきた答えは違った…

山「最近スタメン落ちそうで焦ってたんだけど ツナに相談したら やっぱり努力っていうから!今日は居残ってガンガン練習しようと思ってなー!」

何を言っているんだ。
私は一瞬武の返事を受け入れられなかった。
いつだって私が言えば「だよなー!」って言いながら辞めてくれたのに…

はじめて拒否された…
その時の私は長年一緒にいた自分より 最近注目してるっていう沢田綱吉の方を優先された気がして頭が真っ白になり 次第にどす黒い感情が心の中を占めていった気がした...

貴「だったら勝手にすればいい...」

気づいたらそんな事を言ってしまっていた。

なんだか視界がぼやけるしこのままじゃ絶対泣いてしまう。
そんな姿見られたくなくて

山「おい!A!ちょっと待てよ!」

そんな言葉も聞こえずに急いでその場を走り去った。

家につき落ち着いた瞬間 やってしまった…と後悔が押し寄せてくる。
明日しっかり謝ろうと考えながらその日は眠りに落ちた。

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作者名:るりるり | 作成日時:2018年6月10日 23時

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