ベゴニア (ページ7)

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その声の人の方を向くと、なんだかさわやかで制服がいかにも似合いそうな人が向かってきた。

汐｢あ、この人。部長だっけ。｣

純｢そう！俺ここの部長！ねえ！サッカー部どうよ！｣

翔｢あ、俺ら水泳部特待なんです…、｣

純｢えー、そうなんやーー、てかさー！この後この部活勧誘ブースの時間終わったら紅白戦するねん！見に来て欲しいんやけど！どお！てか、俺の名前河野純喜な！｣

｢池崎Aです、え！楽しそうですね！｣

純｢でしょ！Aちゃん絶対来てや！あ！やば！瑠姫に呼ばれた！じゃあ行くなーー！待っとるでーー！｣

そう言って、騒がしい部長は嵐のように過ぎ去っていった

翔｢元気そうな人やな｣
汐｢熱い男だね｣

｢てか、ダンス部ブースいこーよ！蓮先輩とみなみ先輩に挨拶行かせて！｣

そう言って2人を連れて、ダンス部ブースの方に行くと

み｢あ！A！待ってたぞ！｣

｢みなみ先輩ーーー！頑張って勉強しましたーーー！｣

蓮｢お！きたな！明日から仮入部くるよな！頼むから間違って入部テスト落ちるんじゃないよ！｣

｢頑張ります！！｣

そう、ここのダンス部はとても人気があり毎年沢山の入部希望がいるから、ミーハー防止とやる気とかある程度の事が出来ないと入部できないシステムになってて、テストがある。

仮入部中に毎年それが行われてるが、年によって合格者が多かったり少なかったりするらしい。

汐｢あ、お久しぶりです｣
翔｢こんにちは。｣

蓮｢お！久しぶりだ！今年もAの護衛は頼んだよ笑｣
み｢まあ、そりゃそーだ。｣

｢？なんて？｣

み｢あんたは分からんでええ。明日から楽しみだよー！｣

｢私もですーー！｣

憧れの2人と話してるうちに気がつけばブースも終了時間になって、サッカー部の紅白戦の準備が始まってた。