ベゴニア (ページ34)

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み｢は！？あの佐藤景瑚がデートに誘った！？｣

｢みなみ先輩、どうしようほんと。｣

み｢あんたそれは一大事だよ！でもまさかあの景瑚がね｣
｢びっくりです。｣

景瑚先輩との電話が終わって割と直ぐにみなみ先輩と優香がお見舞いにわざわざ家まで来てくれて、さっきの景瑚先輩との話をしたらびっくりこいたとひっくり返ってる。

優｢とりあえずこれは、日曜日Aのおめかしを手伝った方がいいやつですね。｣

み｢いやそれなら勝就に聞いた方がいいかも。あいつ景瑚と仲良しだから好みとか知ってそう。｣

｢え、勝就先輩て景瑚先輩と知り合いなんですか？｣

み｢そうだよ、あの2人幼なじみだよ。｣

優｢え、初知りです。｣

みなみ先輩の彼氏さんで、私らの同中の先輩にあたる人で隣の高校通ってる中川勝就先輩にみなみ先輩が連絡をとって、ビデオ通話にしてとりあえず景瑚先輩とのことを相談することにした。

勝｢あー、Aちゃんと優香ちゃんじゃんおひさー｣

｢お久しぶりです｣

勝｢景瑚でしょー、まさか景瑚が女の子をデートに誘う日がくるとはなー。Aちゃんの事大好きじゃん。最近女関連の話全く聞かなくなったし。景瑚はねー、好きな子が可愛ければ多分何でもいいと思うよ。だからありのままの自分でいるのが1番だよ。｣

み｢それはアドバイスなのか｣

勝｢いや俺もわからんわ、とりあえず俺はこれから海斗とラップ練習だから切るねー、みなみまた終わったら電話する｣

そう言って割と一方的に電話を切られた。

み｢宛にならんかったわ、ごめんね勝就が。｣
｢いや、多分誰でもそういうかと…｣

み｢とりあえず、Aをさらにかわいくする為に日曜は集合前にうちに集合しよ。優香と私でコーディネートしよ｣

優｢みなみ先輩、そうしましょう。｣

私の横で盛り上がってる2人を見て、ほんといい友人と先輩を持ったなと改めて感謝した。