41. ページ44
拓実にバレた。
その事実だけで、今震え上がりそうだ。
拓実から奪い取った薬は運良くポッケにしまったままだったから、持ってる。
もう今日はダメだ。飲む。いいよね。
そう言って、自販機でサッと水を買って薬を飲んだ。
奨｢景瑚！｣
瑠｢もうどこいってんだよ…｣
拓実にあんなことを言ってしまった、あんな顔をさせてしまった罪悪感にくられていたら奨くんと瑠姫くんが俺を探してこっちまで来た。
瑠｢景瑚…、水持ってたの？｣
奨｢薬飲んじゃった。か。いつのんだ？｣
景｢さっき…｣
そう言って、空になった薬のゴミを渡した。
景｢俺…拓実に…｣
瑠｢大丈夫。景瑚は悪くないから…｣
奨｢寒いでしょ。戻ろ？｣
戻るのはなんか不安だったけど、薬飲んだし本番まで副作用に耐えればいいやと思って、戻った。
蓮｢おかえり。｣
純｢もうすぐリハーサルだって。｣
楽屋に帰ってきたら、蓮くんと純喜くんが迎えてくれたけど、汐恩と翔也は目を逸らしてて、祥生と豆はなんとも言えない表情をしてて、拓実はもはやいなかった。
これも何も自分のせいというのは気づいてたけど、ここまで来たらもう戻れないというのも悟った。
リハーサルが始まる寸前に拓実は戻ってきたけど、リハーサルだけしてまた、どっか行ってしまった。
蓮｢副作用出てきた？｣
景｢頭痛いし、ちょっと気持ち悪くなってきた。｣
蓮｢本番ギリギリまで寝てていいから。会場入る時になったら起こすから。｣
蓮くんがみんなに分からないようにコソッと聞いてきたから、素直に答えといて、楽屋に着いてすぐ奥のソファーを借りて寝させてもらった。
起こしてもらって、まだ副作用のせいで体調が良くならないまま収録本番が始まろうとしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「JO1」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りりぼ(プロフ) - 祥生のこういう具合悪い系の長編よみたいです！ (2022年1月8日 23時) (
レス) id: f230dfab97 (このIDを非表示/違反報告)
たまき - ぽむぽむぷりりんさんもよいお年を (2021年12月30日 22時) (レス) @page45 id: 7ab6a34c99 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ (2021年11月28日 15時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - 一気に更新ありがとうございます!!また更新するの楽しみに待ってます (2021年11月27日 5時) (レス) @page11 id: 6fdfd28731 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽむぽむぷりりん | 作成日時：2021年11月27日 2時
