Running

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奨side








景瑚が倒れてから1日が経って、事実を知ってる昼にお兄ちゃんチームでお見舞いに向かった。











部屋に入った時、改めて景瑚の今の姿を見た。


顔色はもう常に悪く、ただでさえ細かった体は、さらに細くなり骨と皮しかもうないんじゃないか位にまでになってった。腕に刺さってる点滴がより痛々しくみえた。











景瑚のお見舞いに、弟達、特に豆と拓実も行くってずっと言ってきてたけど、そこは上手く撒いてきた。

いつもプライベート行方不明な拓実に至っては最後まで引かなかったもんなあ。びっくり。














みんな揃って、少しこれからの方針と弟達にいかにバレずに過ごすかを喋ってた時だった、








純｢あ、昼飯きた。｣








純喜がそう言った瞬間、さっきまで多少なりとも笑顔を見せてた景瑚の顔が強ばった。

でも、今日から食べる努力をさせなきゃいけない。








奨｢よし、景瑚食べよう。大丈夫。今は食べてすぐ吐いちゃってもいい。1口でいいからまずは口に物を入れてみよう。少しずつ慣らしてこうね。蓮、ナースコール押す準備だけしといて。｣

蓮｢わかった｣

純｢これ食べても太らんで。むしろ踊って歌う為には必要だよ。頑張れ。｣

瑠｢俺らはどんな事でも景瑚の味方だから｣








景｢…皆何見ても引かないでね…｣







そう言って、景瑚は恐る恐るスプーンを持ち震えた手で重湯を少しだけすくって口に運んだ。

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