にゃ？ ページ14
*
「じゃ、次俺で」
心臓を抑えて悶えるマッキーをAちゃんから遠ざけると、まっつんが進み出た。
「同じく三年の松川一静です。よろしくね」
まっつんが頭ではなく喉辺りをくすぐるように撫でると、Aちゃんは顔を赤くして目を細めた。
「ふにゃあ……」
「気持ちいい？」
Aちゃんが本物の猫のようにゴロゴロと喉を鳴らす。
その顔を見たまっつんはさらにAちゃんの首筋をするりと撫でた。
ちょっとこれは、主将君が言ってた「変なこと」に値するんじゃないでしょうか。
「及川の気持ちちょっとわかったわ。この子可愛い」
だからヤバくなる前にやめとく、と言ってまっつんはAちゃんから離れた。
うん、賢明な判断だよ！！
Aちゃんは手が離れた事に一瞬不満そうな顔をしてから、岩ちゃんに目を留めた。
流れ的に三年からだと思ったのかもしれないけど、及川さんを見てくれないあたり悲しい。
「お、俺…か？」
ピュアっピュアな岩ちゃんはこの状態のAちゃんに触るのに抵抗があるのか、顔を赤くしながら目を泳がせた。
「そんなに緊張しなくても、相手は男だしAちゃんだよ？」
なんて余裕ぶってみたけど、実際俺も今心臓がすごい速さで動いてる。
もしAちゃんに上目遣い＋猫耳＋赤面で「…好きです……」なんて言われたら(妄想)大量出血で死ぬ。
「あー……わかった」
岩ちゃんは前よくAちゃんにしてたように乱暴に頭を撫でると、「これでいいだろ」とそっぽを向いた。
Aちゃんは少しの間キョトンと瞬きをしてから、それはそれで良かったのか満足そうに微笑んだ。
「んじゃいよいよ及川さんの番だね！」
チラッとAちゃんを見ると、大人しく待ってくれている。
良かった、及川さんだけ拒否られたらどうしようかと思った。
「ほんっっとにAちゃんは可愛いなぁ…。こんなの生やしちゃってさ、襲ってくださいって言ってるようなもんだよ。
そんな罪深きAちゃんには“一生及川さんの傍で過ごす刑”を課します！」
「最悪だな」
「終身刑より嫌だわ」
「死刑の方がマシ」
「岩ちゃん達に言ってないじゃんｯ！」
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アオ(プロフ) - 合宿編更新頑張ってください！楽しみに待っています！ (2019年6月16日 12時) (
レス) id: 984d855215 (このIDを非表示/違反報告)
ステテコ - もっと飛雄と絡ませてほしいです！！ (2019年5月24日 3時) (レス) id: 5c9ef39b4b (このIDを非表示/違反報告)
叶(プロフ) - 華月さん» コメントありがとうございます！正直行き詰まっていますが更新停止などはしませんので楽しみに待っていただけると嬉しいです！ (2019年5月19日 12時) (レス) id: 39616f5b3d (このIDを非表示/違反報告)
華月 - 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい！ (2019年5月19日 11時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
叶(プロフ) - 芽さん» コメントありがとうございます！次で現在に戻る予定です〜！ (2019年3月26日 12時) (レス) id: a41677ff93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶 | 作成日時：2019年1月27日 18時
