忘れて ページ10
練習を終えたメンバー達はベタつく汗をすぐにでも流そうと各自でシャワールームへと向かう。
だがAはまだ一人残り、汗を額に流しながら、練習をしていた。
そんな彼女に近寄ったキャプテンのフロイが声をかける。
フロイ「A？まだ練習するの？」
A「うん…皆より練習時間少ないからさ」
呼吸を乱しながらもフロイに顔を向けて笑顔で答えるA。
フロイ「…！そっか。無理はしないようにね」
一瞬驚いた顔をしたフロイだがすぐにフッと表情を和らげてAに手を振り去って行った。
A「ん…あれ」
手を降り返し、フロイが見えなくなったAは練習を再開しようとボールを取りに向かう。
その途中、ベンチの隅でうつ向いているユーリの姿が見えた。
そんな彼を不思議に思ったAは近寄り声をかける。
A「どうしたの？」
ユーリ「…」
A「ユーリ？」
ユーリ「！？」
声をかけても気づかないため、しゃがんで顔を下から覗きこめば、目を見開き顔をバッと上げるユーリ。
ユーリ「なんだAか…驚かさないでくれ…」
A「なんだとは何よ…それより、どうかしたの？」
質問を投げかければユーリは眉を下げて再び顔をうつ向かせる。
A「ユーリ？」
ユーリ「…Aはさ、ベルナルド様の事をどう思う？」
A「え…」
今日で二度も彼の名を出され、戸惑うA。
A「どうって…いい人だと思うよ？」
ユーリ「そう…だよな。変な事聞いて
すまなかった」
そう言って情けなく笑うユーリ。
A「ユーリは…どう思ってるの？…ベルナルド様の事」
ユーリ「俺は…」
A「…？」
ユーリ「今のままで良いのかなって…」
A「それ…どういう事？」
ユーリの言っている意味が分からず聞き返すAだが表情からして何か大きな事を抱えこんでいると言うのは悟れた。
ユーリ「あ…いや、何でもない。今のは忘れてほしい」
A「え、なん…っ！」
顔を見合わせてくれないユーリに“何も聞くな”と言われてるような感じがした。
A「…分かった」
ユーリ「ごめんな、じゃあ」
そういってユーリはフィールドから姿を消した。
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P - はじめまして。こんにちは！※シーンは第三者目線の方がいいと思います！！きなこさん、好きです。(唐突)これからも頑張って下さい！！！！！！！ (2019年10月20日 9時) (
レス) id: aa3bc5380b (このIDを非表示/違反報告)
神田・スカーレット(プロフ) - ベルナルドがかっこよすぎます！！最高です！！あと、pinkシーンですが、私は第三者目線のほうが読みやすいです。これからも頑張ってください！ (2019年10月5日 19時) (レス) id: 89620096b1 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ.(プロフ) - ゆーみやンさん» ゆーみやンさん！！ありがとうございます！これからフロイばんばん入れていきますので楽しんで頂ければ幸いです…！！ゆーみやンさんにそんなこと言っていただけるなんて光栄です…！！ 今後とも宜しくお願いします！ (2019年9月30日 17時) (レス) id: a39b1ed24b (このIDを非表示/違反報告)
きなこ.(プロフ) - 豪炎寺さらさん» ……！？ありがとうございます！？笑 (2019年9月30日 16時) (レス) id: a39b1ed24b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - フロイとの絡み楽しみにしています///！ きなこさんのお話大好きです！ これからも応援しています( *´艸｀) (2019年9月29日 1時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ | 作成日時：2019年7月18日 0時
