休暇2日目、回想 ページ47
「…ふぁ…」
習慣というものはなかなか抜けないもので｡
昨日は日付が変わる前には寝たし今起きて5時である｡
うーん快眠…オールってのもしてみたいができるのか分からないところである｡
「今日は…街に出てみるかな」
数少ない私服に腕を通すのはいつだったか､書記長様と謝罪合戦をした以来か｡
謝罪合戦事変(私命名)は梅雨の時期､しかも奇跡的に晴れた日の事だった｡
指定された隠れ家的な喫茶店に行くとそこには私服姿の書記長様がおられらた｡
おぉ…凄い紛れてる…
「お待たせしてすみません」
「ええよ､気にせんで」
どこかくたびれた､しかしスッキリしたような顔の書記長様は片手をひらりと上げて手招きをした｡
席に座ると同時に正方形の包み…城下町にある高級菓子店のロゴが見えて目を見開いた｡
「ｴｯ」
「挨拶に来てくれた日に失礼な態度取ってしまってすまんかった。あの後ゾムからも詰められたやろ」
ほんますみません｡
そう言って彼は頭を下げて､私はｴｯｴｯｴｯと鳴き声のような声を出して驚いてしまった｡
だって国のトップ2だぞ？？？そんなお偉いさんがこんな末端に頭下げるって何？？？？？
「あっちょっあっ頭を上げてください！私全然気にしてないんで！！ほんとに！！」
「いやアレは上に立つ人間としてやったらアカン事やった。ケジメ付けさせてくれ」
「ｳﾞｯｯｯ……ｸﾞｩ゛…！」
この言い方はずるい｡
でもでもほんとに私は気にしてないし､新しい人間を警戒するのは必要な事だ｡
彼らは何も間違っちゃない…ゾム様はあれだったけど…
「…ｪｱ゛…………」
「………ｸﾞﾌｯ」」
変な声出たしなんなら笑われたが｡
「いやッ…その…私も…未熟だったので……」
「いやいやあれは俺らが悪いわ」
「いやいやいや私が…」
「いやいやいやいや…」
いやいやいやを何度も繰り返した頃､カチャ､とティーカップが置かれる音でハッと我に返る｡
黒髪の瓶底眼鏡の男性が微笑みながら2人分のコーヒー…えっコーヒー…シュガーとミルクのないコーヒーと､既に混ざってあるカフェオレを置いてくれた｡
「あ゛っ…」
「あっ､ありがとうございます…」
男性は何も言わず頭を下げてバックヤードに戻っていく｡
ふと､此処には書記長様と私しかいないことに気付いた｡
ふむ…さっきの方は軍の関係者だな？
「…あー…」
「軍の関係者の方ですよね」
「分かったんか…？」
「何となく」
「なんとなくかぁ…」
梅雨の話 前→←18歳にしては肝が座りすぎているがやはり子供である
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明太子なげっと - あぁ…良いところ？で終わっている…！！ゆっくりでよきなので更新お願いします！待ってます！！ (4月16日 22時) (
レス) @page48 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！リアルが忙しく思うように更新が出来ていませんが､お待ちしていただければ幸いです！ (2022年12月25日 7時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
古着 - はぁ…()最高！！更新応援してる！ (2022年12月25日 1時) (レス) @page34 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
おおお - 面白かったです！更新ゆっくりたのしみにしています！ (2021年12月29日 23時) (レス) id: 957fa2aa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2021年3月4日 21時
