はじめてのうみ(まだ) ページ28
遡ること数ヶ月前､私はラスベルト様の直々のご指名により護衛としての役目を担って欲しいと言われた｡
そこまではいい､本来の役職だしね？
それが何で幹部の皆様もおられるバカンスの護衛なんですかねぇ(白目)
これには思わず婚約者様方のメイドの皆様から同情の視線を頂きました笑
「ー護衛､ですか？」
「えぇ！この前の戦い方はとても素晴らしかったわ！善し悪しは分からないけれど､1番に前に出て私たちを守ろうとしてくれたでしょう？」
まあそれが仕事ですしね｡
はぁ…と頷けば､それで！と両手を取られる｡
えっ手ぇやらかッ…いや変態臭いけどほんとに柔らかいからビビってる潰しそう｡
「夏になったらまとまった休暇が取れるでしょう？その時の護衛を依頼したいの」
「…私の一存では何とも…元より､私は婚約者の皆様の護衛ですが､また未熟ですので､他の方々の方が良いと思いますが…」
「あらそうなの？じゃあ閣下に聞いてみるわね！」
「えっ」
そう言って､じゃあ後でね！とラスベルト様はドレスの裾を翻してその場を立ち去った｡
…えぇ…？
ポカンと呆けていると､ポンと誰かに肩に手を置かれた｡
「カイリくん？こんなとこで何してんの？｣
「…マシンガントークって怖いですね…｣
「えっ何…なんでそんな目ェ死んでんの？大丈夫？｣
そこに現れたるは二面性の激しいと言われる農業関係の統治者ひとらんらん様｡
先程までのことを話せば､手に持っていた籠から林檎をひとつ貰ってしまった｡
「あの人結構…いやかなり奔放だからね…気に入られちゃったか｣
「初日思いっきしテーブルの上ぶちまけたんですけどね…｣
「強いな」
まあ､気にしないでいいよ｡
そう言われ､またねと頭をポンポンとされてひとらんらん様もその場を去った｡
うーん子供扱い｡
いやまだ未成年だけどさ､それはそれでこう…ね？
というのが数ヶ月前､梅雨にもならない春の終わり頃の話｡
いやー､まさか満場一致で私を護衛に決定するとかほんとに死刑宣告ですよね胃が死んだわ(吐血)｡
決まったのは丁度梅雨頃で､城に仕えてから久々に実家に兄と共に戻った時｡
軍からの使いが来てビビったよね｡
その使いの人も気の毒そうな顔して私を見てて､あっ、ふ〜ん(察し)でしたわ｡
「良かったなぁ気に入られて」
「そうじゃない､そうじゃないんだよォ…！！」
「お前海行ったことあったっけ？」
「ねぇすっわ…」
「大丈夫？」
「そこも含めて死にそう」
「草」
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明太子なげっと - あぁ…良いところ？で終わっている…！！ゆっくりでよきなので更新お願いします！待ってます！！ (4月16日 22時) (
レス) @page48 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！リアルが忙しく思うように更新が出来ていませんが､お待ちしていただければ幸いです！ (2022年12月25日 7時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
古着 - はぁ…()最高！！更新応援してる！ (2022年12月25日 1時) (レス) @page34 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
おおお - 面白かったです！更新ゆっくりたのしみにしています！ (2021年12月29日 23時) (レス) id: 957fa2aa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2021年3月4日 21時
