物理的指導はパワハラではありません(目がヤバい) ページ21
「大変申し訳ありませんでした…」
「ええのええの､こんな奴に謝らんでも」
「マンちゃん…マジで容赦ないわァ…」
痛むのか､臀を抑えながら鬱様はジト目でオスマン様を睨む｡
オスマン様は何処吹く風で､ポンポンと頭を撫でてくる｡
あの男がいなくなったからか､粘着質な感覚は無くなり､ふと息がしやすくなった｡
なんなんアイツ…毒ガスでも出してんじゃねえだろうな…
「…カイリちゃん､なんかされた？」
「いえ､特には」
「息がしずらかったとか､気持ち悪かったとか」
「…こう､粘着質な雰囲気？があって､御二方がここにいらっしゃる前は息が詰まる感じがしてました」
何だこの学童みたいな回答｡
お前は外交に向いてないって言われたけども､自覚はしてたけども…酷すぎるよなぁ…
本でも読むか…？
「…アイツ､ヤクの実験とかしてるからなぁ｡匂いとかでおかしくなる時もあるから､気ぃ付けてな」
「はい､分かりました」
えっ匂いでヤバくなる薬を扱ってんの…？？
軍の化学班ってこえー…
「今は大丈夫なん？」
「はい､大丈夫です」
「良かったー､これから射撃場行くんやろ？ロボロと行くん？」
「はい､西門で集合とのことでしたので…あの､オスマン様」
「ん？なに？」
きゅるんと首を傾げて上目遣いをしているオスマン様｡
「ロボロ様が書類仕事をやっていると仰っていましたが…終われたのですか？」
「ｴ゛ｯ」
「そうやなぁ…まだやんなぁオスマン？」
どす黒いオーラを背負った大柄の人物｡
に゛っ゛こ゛り゛､と効果音(なのか…？)が聞こえる笑顔を浮かべたトントン様が､オスマン様の肩に手を置いていた｡
「とッ、トントン…」
「半分終わらせたのは褒めたるわ｡甘いもの摂ってもええから終わらせぇや」
「珍し､マンちゃん終わらせてへんのか」
「ロボロ様は書類地獄に投獄されたと…」
「あー…メイド長さんか…」
鬱様の目が遠い…やっぱあの人厳しいお方なのかな…
「あー…カイリさん」
「はい」
「このあと仕事は？」
「ロボロ様と射撃場で訓練の予定です」
「さよか…後でロボロ経由で連絡するから､日程確認してからでええから返事くれんか？」
え､直接指導(物理)ですか…？？
おかん…スパルタ…サバイバル…ｳｯ頭が…！
「ﾜｶﾘﾏｼﾀ」
「何か怯えてへん？」
「じゃあ頼むわ」
「めぅ〜〜」
ズルズルと引きずられていくオスマン様を鬱様と見送りながら､私は辞世の句を考えるのであった｡
「さすがに新人にそこまでせんて…」
「」
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明太子なげっと - あぁ…良いところ？で終わっている…！！ゆっくりでよきなので更新お願いします！待ってます！！ (4月16日 22時) (
レス) @page48 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！リアルが忙しく思うように更新が出来ていませんが､お待ちしていただければ幸いです！ (2022年12月25日 7時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
古着 - はぁ…()最高！！更新応援してる！ (2022年12月25日 1時) (レス) @page34 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
おおお - 面白かったです！更新ゆっくりたのしみにしています！ (2021年12月29日 23時) (レス) id: 957fa2aa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2021年3月4日 21時
