日常３《首都26》 ページ42
WZ「まあ、自分が仕事を得るために人より優位に立たなきゃいけなくなった時、たぶんなんでもやるだろうな。俺もきっとそうだ、家族のためならなんでもやる。」
JN「ジフナ…」
WN「そうさ、大人も子供も同じだ。人が社会を作る。人にはそれぞれその人なりの大切にしているものがあって、その人なりの思いがある。それが輪を作って社会を作る。モラルや秩序が社会を作っているわけではないんだ、実はな。」
HS「難しいよ、俺よくわかんなくなってきたよ。」
WN「そうだな」ウォヌが軽く笑った。
WN「まあ、難しいことは置いとこう。俺がいま言いたいのはひとつだけだ。」
ウォヌが顔を上げる。みんなウォヌを見た。
WN「俺ら、協力しよう。家族、守るためにさ。戦うって言い方、変だけど、実際、そうだろ。だから、話してくれ、もっと、なんでも、一人で抱えないで、、」
JN「ウォヌ……！」
ジュナもスニョアもウォヌを抱きしめた。俺も顔を逸らしていないと泣きそうだった。普段自分の意見なんてなにも言わないウォヌが、自分の考えていることをこんなにたくさん話してくれて、俺たちを、家族を思う気持ちが溢れた言葉を、恥ずかしそうにしながらこんなに言ってくれて。
俺もジュナたちごとウォヌを抱きしめた。そして目をそらして伝えた。
「ウォヌも。ウォヌも、自分を大事にしてくれ、なんでも話してくれ。頼むから。」
ウォヌは俺の言葉に、ふわっと笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - めっちゃ面白いです！！時間がある時でいいので更新してほしいです！！ (2022年7月11日 10時) (
レス) id: 43ec2c0ab6 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - ぱどぅどぅさん» いえいえ〜うちの作品とかカスすぎてまじで尊敬です！ (2019年4月12日 20時) (レス) id: 96926449f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱどぅどぅ(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(//∇//)そう思っていただけたのは大変嬉しいです！ (2019年4月12日 16時) (レス) id: 1420887736 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年4月11日 19時) (レス) id: 96926449f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱどぅどぅ | 作成日時：2018年11月26日 15時
