【HQ】モブイン先輩にマネ勧誘された3【青葉城西】

９７話 研磨side ページ9

研磨「はぁ・・・・・・はぁ・・・」

黒尾「どんだけため息つくんだよ、止めろ、俺まで憂鬱になるだろ」

研磨「クロ煩い」



Aが居ないだけで部活がこんなにも楽しくなくなくなるなんて思わなかった


元々楽しいって思ったことも無いけど


合宿の方が楽しかった


クロと別れて家に入って再度ため息を吐く


階段を登ろうとしたときスマホが鳴った


電話？誰から？出るのもめんどくさい


けどクロだったら明日が煩いので階段を登りながら電話に出る



研磨「・・・はい」

『あ、研くん？久しぶり』

研磨「え、うそ、ちょっ」



約３週間振りのAの声が聞こえてビックリして階段を踏み外した


今更思ったけど、ちゃんと名前を見てから出ればよかった



『研くん？・・・研くん？大丈夫？生きてる？研くん？』

研磨「うん、大丈夫。ちょっと階段から落ちただけ」

『大丈夫じゃないわバカか、頭とか打ってない？』

研磨「大丈夫、鞄がクッションになった。それよりどうしたの？」

『あー・・・いや、声が聞きたいって思っただけ』



それはそれで嬉しいけど、Aの事だから相談事だろう


切られる前にこっちから言ってしまうのが良いのかな



研磨「何かあった？」

『最近色々ありすぎて分からなくなってきた』

研磨「相談なら乗るけど」

『・・・言ったな？じゃあ質問するけど、人間って何で感情があるの？』

研磨「初っぱなからレベル高い」



この質問をどう答えろと言うんだろう


まずは向こうで何があったのかを聞くことにした

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