【HQ】モブイン先輩にマネ勧誘された3【青葉城西】

１１６話 ページ30

二軍の体育館に着くと、まず金田一君が天野先輩から三段蹴りをくらった


次に国見君がジャーマンスープレックスをお見舞いし、皆からやっていいよと言われたからデコピンをして金田一君の意識が途絶えた



天野「一番のダメージAちゃんのデコピンwwwwデコピン最強wwwwうぇっうぇっww」

「笑うか噎せるかどっちかにしてください」

国見「噎せ方おっさん」

天野「うっせいwwwwうっせい(´・ω・`)」

金田一「うわっ、三段蹴りからジャーマンくらってデコピンで気絶する夢を見た・・・」

国見「それ夢ちゃう、現実や」



少し嬉しそうな国見君の顔を横目に体育館を出る


まだ運び終えてないからな、ドリンク


そういえば坂倉さんが見当たらない


基本うろちょろしている人だからあまりきにしないけど


家に帰ったら肩叩き機を使おう、肩凝りが酷い


肩を動かしながら歩いていると男女の声が聞こえてきた



何で俺じゃ駄目なんだよ！！

だから他に好きな人がいるから・・・



こんな会話が聞こえてきたとき皆さんはどうしますか


私はとりあえずそちらに目を向けず素通りします



美姫「あ、Aちゃん！ 」

「おうふ」



さ、坂倉さんんんんんんんんん！？


お前か、お前なのか、そうだもんねモテますもんね


でもお願いだから捲き込まないで


目の前に居るやたらイッケメーン(多分2年生)の男に目もくれずこちらに小走りで寄ってくる


捲き込まないでって言った傍から・・・(言ってません)


腰にぎゅっと抱き付いてくる坂倉さんの頭を撫でる


随分とスキンシップが多くなったなぁ(遠い目)



「行かなくていいの？」

美姫「あの先輩、話を聞いてくれないのっ！付き合えないって言ってるのに・・・」

イケ先「おい！まだ途中だろうが！！」

美姫「きゃあ！！」



イケメン先輩、略してイケ先が私から無理矢理坂倉さんを引き剥がす


今日の昼ドラ率は一体どうなってるのだろうか



「坂倉さん嫌がってるじゃないですか」

イケ先「あ？誰だよ、邪魔すんじゃねぇよ！」



こんな奴が将来日本を背負っていくのかと考えると不安しかない


坂倉さんをこちらも多少無理矢理奪い返す



「付き合えないって言われてるならうだうだ言わず大人しく引き下がれ、しつこい男は嫌われますよ」



そう言って坂倉さんの手を引っ張って走る


最近多々思う事がある


平凡な日常って何だろう

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