【HQ】モブイン先輩にマネ勧誘された2-1【青葉城西】

５９話 ページ28

美姫「あのね、わたしね、好きな人がいるのっ！」

「知ってるけど」

美姫「でね、二人いるのっ！」

「だから知ってるけど」

美姫「な、何で知ってるの？！」

「何で知らないと思った？」



呼び出しに応じて行ってみれば、前と同じことを言われた


そうだもんね、貴女バカでしたもんね知ってた


これだけのために持ち場を離れた私の身にもなってほしい


こんな感じの事を前にも言った気がするが、この会話自体デジャヴだから気にしない



美姫「でね、これからとおる先輩に告白しようとおもうの！」

「へー・・・え？これから？」

美姫「うん！でもね、フラれたらどうしよう・・・」



前に国見君にメッタンメッタンにされましたもんね


まだ国見君の事が好きなのか、図太・・・一途だなぁ


好きな人が二人いるのに一途なのか？



「じゃあフラれたら私の所においで、慰めてあげるから」

美姫「っうん！がんばるね！！」

「頑張れ」



慰めてあげるとか言っちゃったけどどうしよう、めんどくさそうだな


主将さんが坂倉さんの告白を受け入れることを祈っておこう


体育館に戻ると、てっちゃんと研くんにめちゃくちゃ心配された


お前らは坂倉さんを一体何だと思ってるんだ


いや、まぁ犯罪者の一歩手前まで行ったけど



黒尾「二人で出ていったのに帰ってきたのはAだけなんだな」

「あー、何か用があるらしくって！？」



いきなり誰かが後ろからぶつかってきた


ぶつかってきたというより、抱き付いてきた


マジかよ、喋ってるときに来るなよ、舌噛んだらどうすんだ
(↑そこじゃない)



誰だよって首だけ動かして見たら、坂倉さんでした


随分と早いお帰りですね


因みに坂倉さんを慰めるのに２０分かかった


こいつ、体内の水分の半分は涙に使ってるんじゃないかってくらい泣いてた


失恋ってそんなに悲しいものなのか


一生恋なんてしてやるもんかと思った１日でした









及川「断って泣かれたら俺が悪いみたいになるから止めてほしいよね」

天野「なら全部断らなかったら良いんじゃないんですか？やったね及川さん、ハーレムだよ！！」

国見「修羅場の予感しかしませんね」

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