【HQ】モブイン先輩にマネ勧誘された2-1【青葉城西】

４２話 月島side ページ11

「さっきも言ったけど、お前が勝手に行動することで大勢の人に迷惑がかかるの、分かる？
他校のマネージャーさん達にも他校の選手達にも天野先輩にも主将さんにも。
てめぇ中心で世界が回ってんじゃねぇんだよその空っぽの頭使ってよく考えろ。
それが出来ないのなら今すぐ新幹線乗って帰れ、金なら私が出すし主将さんにも私から話をつける。
元はマネージャー２人だったけど無理言って３人連れてきてもらったんだ、１人居なくなったところで支障はきたさねぇよ。
で、どうすんの？帰る？大人しく体育館に行く？」

美姫「そ、そこまで言わなくてもっｸﾞｽ」

「ってことは帰るんだな？じゃあここで大人しく待ってろ。財布取ってくる」

美姫「まっ待って！帰らないから！体育館に行くから！！」

「あっそ、なら早く行くよ」



そう言って１人の子はグスグスと泣き、もう１人の子はその子の手を引いて歩いていった




体育館に入るなり、青城のジャージを着た女子が小走りで近寄ってきた


結構可愛くて田中さんと西谷さん、日向が顔を赤くしたけど、僕はあまり好きじゃない


何かこう・・・好きじゃないよね
(結論:好きじゃない)


口を開いて何を言い出すかと思えば、青城の人達がマネージャーの天野って人とAって人に脅されてるから助けてほしいって言ってきた


日向と王様でさえ「何言ってんだこいつ」みたいな顔になった


だろうね、そんなこと言われても困る


早くどっか行ってくれないかな


そう思ったとき、眼鏡をかけた青城のジャージを着た女子が走ってきた


こっからはスゴかったよね、正論のオンパレード


２人が去った後、大地さんが苦笑した



澤村「今回の合宿、大変なことになりそうだな」

日向「でも眼鏡の人、凄くカッコ良かったです！」

山口「何だったんだろうね、ツッキー・・・ツッキー？」

月島「・・・ほんとにね」



泣いてた子はあんまり好きじゃなかったけど、もう１人の子は結構・・・面白そう


大地さんはああ言ってたけど、僕的には楽しくなりそうだ



山口「(ツッキー機嫌良いなぁ)」

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