【ハイキュー！！】 バレーにしか興味がなさそうな後輩に「好きな人いる？」って聞いたらめっちゃ赤面して「いないッス」と言われて問い詰めたらガチ恋してた件について【影山飛雄】

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Aside
『どうしよう…』

アイスが入ったガラスケースを見ながら迷う。
新作や限定品に思わず目がいくが、定番も
捨てがたい…

影「決めたか？」

『ごめん、まだ…影山はどうするの？』

影山はこれ、というようにガリガリ君を
指さした。夏のアイスと言えばの風物詩でもある。

『じゃあ、私もそれで』

影「いいのか？」

『決められないし、久しぶりに食べたいから』

影山はそうか、と言うとガリガリ君を２つ取りレジまでさっさと行ってしまった。
呼びかける暇もなかった。

『後でお金払わなくちゃ…』

レジを終えて出てきた影山と外に出て、
木陰のベンチに座る。

影「はい」

『ありがとう、後でお金払うね』

影「いや、いい」

『それは悪いよ』

影「いい」

『…分かった。次は私が払うから』

影山が払わなくていいとの一点張りなので、
私が折れた。
パッケージを開けて冷えたガリガリ君を
齧る。

『冷た…』

久しぶりに食べたソーダ味は口の中で
溶けていく。
今ある悩みも簡単に溶けてくれればいい。

『ねぇ、影山』

影「何だ？」

『影山は高校卒業したらどうするの？』

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