【ハイキュー！！】 バレーにしか興味がなさそうな後輩に「好きな人いる？」って聞いたらめっちゃ赤面して「いないッス」と言われて問い詰めたらガチ恋してた件について【影山飛雄】

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Aside
『次何？』

影「英語、ここ分かんねえ」

勉強を教え始めてから影山は
家でやってきたであろうワークの間違えたところをどさっと持ってきてくるようであった。
それと勉強に関しての質問もしてくるようになった。

『あー、この並び替えね。これ構文だから覚えるしかないよ』

影「暗記の方がいい。岡元は勉強得意なんだな」

『…いや、そうでもないよ』

得意か…今までそんなこと勉強に何も思ったことなかったな。

『押し付けられたことやってただけだし…それだけ』

影「…そうか」

影山は答えづらそうに言った。私もどう答えていいか分からなかった。

『…………私さ、中学受験失敗してるんだ』

私は独り言のように言った。誰にもしたことない話だった。

『親が教育熱心で、兄貴は合格したんだけど私は落ちて…中学でバレーやってたけど、成績悪くなったから辞めさせられて…でもあんまり成績は伸びなくてさ。烏野でも学年首位にはなれなくて、もう親から勘当されてるの』

影「…………」

『ごめん、暗い話して』

影「…教えるの、嫌か？」

影山が気を遣ったように言った。明らかに雰囲気を悪くしてしまったことに反省する。

『全然。勉強自体は嫌いじゃないし…
それに』

『影山がまたバレーしてるの、見たいから』

少し言うのが恥ずかしい思いを言ってしまった。ちゃんと目を合わせられなくて、視線を晒す。

影「……………………アザっす」

『何で敬語？』

影「何となく…………」

『何で、何となくなのよ笑』

頓珍漢な返答に思わず笑ってしまう。
影山は分が悪いのか顔を背けた。

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