不 良 高 校 ��

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走って廃ビルから出た








どこに行ったの




ユンギはどこ？








殺されるかもしれない







そんな恐怖は不思議と消えてた








それよりも話をしたい聞きたい




他の理由があるはずだから









私は思い切って戦場に飛び込んだ



ナイフがぶつかる音
ボコボコになった顔や身体
必死になってみんな戦ってる


本当の理由も知らないのに









だめだ

こんな中からユンギひとりを見つけるなんて時間がかかりすぎる







急いで見つけるにはどうしたいい？








パッと目に止まったのは戦場の中心あたりにある2メートルくらいのオブジェ



そこに目掛けて全力で走った








「はあ…はあ…」







周りの人たちが傷ついていく


心も体も







オブジェにたどり着くと息を整える






「はあ、はあ、ふぅ、」







少し落ち着いてきたところで落ちていたナイフを拾って服の中に隠してオブジェに登る








「…っ喧嘩をやめて！！！！」









精一杯の声で叫ぶ


それでも耳を傾けてくれるのは一部だけで









「喧嘩をやめて！！！！！」









お願いだからもう傷つかないで









JK「A？」









「ねえ、お願いだからもうやめてよ！！！」









その言葉でその場が静まった









「もう喧嘩する必要ないから

だからお願い

傷つかないで傷つかないで」








SG「おい！！」







気がつけば後ろから近づいてきていたユンギに腕を掴まれていた









「お願いだからやめて」







そう言ってユンギの頰に手を当てる








「何があってもどんな理由でも離れないから
全部、話して。受け止めるから。」







SG「お前に何が出来るんだよ

死にたくねえなら帰れ今すぐに」









そう言って乱暴に私の手を振り払う









「私にだって出来る

ユンギをみんなを止めること」









私が笑うと一瞬戸惑った表情になったユンギ








私は服の中からナイフを出して








刺した

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