＊27話＊ ページ30
Aside
赤井さんに朝一で公安へ送ってもらった私は、降谷さんに呼び出された。
私の手には辞表と警察手帳。
橘A、覚悟はできているのです。
「ここへ呼んだのは…」
『はい。分かっています。覚悟はできています』
「？ そうか。話が早くて助かる」
そう言う降谷さんの机に、辞表と、警察手帳をそっと置いた。
「………なんの真似だ？」
『…え？』
「遊んでる暇はないんだぞ。何をやってる」
『………え？』
降谷さんは机に置かれたそれと私を怪訝そうに見つめて言う？
『だ、だって私クビじゃあ…』
「何寝ぼけたこと言ってるんだ？」
『あ、赤井さんに接触しちゃったしっ！』
怖くて、目を瞑って叫ぶ。
でも降谷さんは、
「それが？」
となんてことない顔で言う。
『………へ？』
「俺はなんて命令を出した？」
『……�狎岼羹┛譟▲薀ぁ�沖矢昴の関係性を調べろ。それまでは何があっても死なせるな�瓠△任垢茲諭�』
「その通りだ。誰にもばれずになんて言ってないぞ」
『！！！』
「お前の報告書により同一人物である可能性がはっきりしてきた。それなのに何故有能な部下をクビにする？」
本当に意味がわからない、と言った顔で、降谷さんは首を傾げる。
じゃあ私はまだ公安で、貴方の部下でいてもいいんだろうか。
「赤井にもう信頼を置かれているように見えたもんだから、たまには褒めてやろうかと思ったが……俺の杞憂か？」
『……ふふっ。いいえ。褒めてください』
少し涙が出そうになったが、堪えて、机の上の私の宝物と辞表を引っ込めた。
『…あの。じゃあ降谷さんからのお話って…？』
「……あぁ。組織のことで掴んだことがあってな」
『！！！』
降谷さんの言う組織は、黒の組織。
「捕えられるかもしれない」
唸るような声と、鋭い眼光に私は身震いをした。
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ルキ - 面白いねー!わかるよー! (2018年7月27日 20時) (
レス) id: 916e6df062 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - めんどく星人さん» ありがとございます(´；ω；｀)お待たせしました(´；ω；｀) (2018年7月26日 2時) (レス) id: 038c3a9f4d (このIDを非表示/違反報告)
めんどく星人(プロフ) - ほんとにおもしろいです。いやほんとに (2018年7月8日 12時) (レス) id: b0ad6e7f2c (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 皆さんありがとうございます*お待たせしました！やっと更新できましたので、楽しんで頂けるとさいわいです(*´ `) (2018年6月23日 17時) (レス) id: 038c3a9f4d (このIDを非表示/違反報告)
結野(プロフ) - 入院、ですか、お大事になさってください (2018年6月21日 0時) (レス) id: f792b77764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2018年6月12日 9時
