＊25話＊ ページ27
赤井side
『赤井さん？』
何か言った？と、Aが俺を見上げる。
でもその顔は赤く染まっていて、少し色っぽい。
そんなAを見て笑をこぼす。
こんな可愛い顔は誰にも見せたくないものだ。
『な、なにっ？！』
するりと腰から足まで撫でると、更に顔を赤くする。
「いや。随分と身の丈に合っていないと思ってな」
そう言いながら、膝まで下ろした手をまた上に向かって撫で始めた。
服の中に手が入った瞬間、Aは体を跳ねさせて俺の手を止める。
『だっ、だだ大丈夫！大きい服楽だしッッ！』
「いやもう少し、そうだなここら辺までの服を…」
『あっ……』
太腿まで達した時、Aの口から甘い声が漏れる。
ふっと俺が笑うと、自分の手で口を塞いだ。
「どうした？」
『や、今のは、違くて…っ…』
赤い顔を更に赤くして、必死に否定する。
その必死な姿が可愛くて、笑ってしまう。
そろそろ許してやろうか。
「これ以上上へ行ってもいいのか？」
そう耳元で囁くと、
『……………ダメ、です』
と小さく、震えながら答えた。
「……ふっ……ふふ…っ」
『あ、赤井さん？？』
いきなり笑い出した俺を不思議そうに見つめるA。
「いや、昨日君がズボンと一緒に脱ぎ捨てたものを思い出してね」
『なっ！？私がはいてないの知ってたんですかっ？！最低ですッ！！』
Aは叫びながら俺の胸を叩く。
「あまり可愛いことをしてくれるな」
『もう！赤井さんなんて知りません！！』
そう言って離れようとAが身をよじると、服の中のままである俺の手もブレるわけで。
『ぁっ』
Aの形のいい尻を触ってしまうわけで。
『っっつ！！！』
声を漏らしたAは思いきり俺を睨む。
「いや待て、今のは不可抗りょ…」
『赤井さんのっ』
赤面を通り越したAの瞳は少し潤んでいて、可愛いと思った瞬間に、
『バカぁあぁっっ！！！』
俺は右頬に一発入れられた。
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ルキ - 面白いねー!わかるよー! (2018年7月27日 20時) (
レス) id: 916e6df062 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - めんどく星人さん» ありがとございます(´；ω；｀)お待たせしました(´；ω；｀) (2018年7月26日 2時) (レス) id: 038c3a9f4d (このIDを非表示/違反報告)
めんどく星人(プロフ) - ほんとにおもしろいです。いやほんとに (2018年7月8日 12時) (レス) id: b0ad6e7f2c (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 皆さんありがとうございます*お待たせしました！やっと更新できましたので、楽しんで頂けるとさいわいです(*´ `) (2018年6月23日 17時) (レス) id: 038c3a9f4d (このIDを非表示/違反報告)
結野(プロフ) - 入院、ですか、お大事になさってください (2018年6月21日 0時) (レス) id: f792b77764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2018年6月12日 9時
