1.水族館 ページ20
放課後、いつものように天馬や、信助、葵と帰ろうとする
校門まで行った時、横から｢やあ｣という声が聞こえた。
『へっ、ふ、吹雪さん……！』
｢相変わらず、Aちゃんは僕に会った時すごい顔するね｣
『直視できないんです……』
なんと横から聞こえてきた声は吹雪さんで、思わず目をぎゅっと瞑ってしまう。なんかディスられたような気もするけど、私はなぜ吹雪さんがここにいるのか不思議でたまらなかった。
｢なんで、吹雪さんがここに？｣
私の聞きたかったことを葵が代弁してくれた。
｢うーん、ちょっと用事があってきたんだけど……｣
吹雪さんは少し渋りながら何か考えたあと、｢そうだ！｣と言い、私の方をグリンと向いた
｢Aちゃん、水族館好き？｣
『わっ、は、はい、人並みには』
先程よりも近くなった距離に戸惑いつつ、慌てて言葉を返す
｢水族館のチケット2枚あるんだけど、1枚あげるよ｣
超絶天使スマイルをかましながら、私に水族館のチケットを半ば強制的に渡してきた。
『な、なぜ……』
｢まあまあそう不思議に思わず受け取っておいてよ。｣
いや、吹雪さんからの貰い物なら基本的に何でも嬉しいんだけど、何故今このタイミングで、そして何故水族館のチケットなのか全く理解が追いつかなかった。
｢2枚あるってことは、Aの分ともう1枚あるんですよね？｣
天馬が吹雪さんにそう聞くと、吹雪さんは｢うん、そうだよ｣と言った
｢じゃ、じゃあ！俺行きたいです！｣
急に天馬が腕を挙げながら話した
｢私もAちゃんと水族館行きたい！｣
｢僕もー！｣
やんややんやと手を挙げ出す3人の姿を見て、私はいい友達を持ったなとしみじみ感じていた。
｢あぁ…ごめん、もう1枚は既に決まってるんだ｣
申し訳なさそうに謝る吹雪さんは予想外のことを口にした
『え、じゃあ私は誰と水族館に行くんですか…？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宮野冬姫(プロフ) - もうちょっと剣城以外の人ともイチャイチャしてほしいです！ (2022年8月7日 22時) (
レス) @page33 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 釣りの3ですが、速水先輩の一人称は俺ですよ！ (2022年8月7日 22時) (レス) @page26 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
春空(プロフ) - いきなり二つもリクエストしてしまいすみません。(土下座) (2022年3月12日 22時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
春空(プロフ) - モニタリングネタはターゲットと仕掛け人は自由でもしものところもあなた様の自由にお任せします。スカッとジャパンネタはスカッと夢主さん的で夢主ちゃんが迷惑人にスカッと成敗する話しで。 (2022年3月12日 22時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
春空(プロフ) - めちゃくちゃ面白いですwww。次に面白そうなネタ思いついたんですが、モニタリングネタとスカッとジャパンネタです。 (2022年3月12日 22時) (レス) @page46 id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっかちゃん | 作成日時：2022年1月22日 21時
