だって ページ21
最近、体が重い気がする
体だけじゃない、眠たい気もするし、頭も痛い
いや、気がするじゃない、多分きっとなんて曖昧な言い方だけど、疲労が溜まっているのだと思う
白竜にも｢きつい時は休め｣って言われたけど、私はこんなところで挫けない
なぜなら、こんなことで休むか弱い女の子と思われたくないからである
我ながら頑固だと思うが、男だらけの生活を過ごしてきたからか、全然休む気にならなかった。
部屋を出て、さあ練習に行こうと廊下に出る
資料を持って、歩くと少し体がふらつく
壁に手を着きながらゆっくり歩く
ふらふらしていると後ろから｢大丈夫？｣と声が聞こえる
姿を見てないけど、声的に多分シュウだろう
大丈夫と言って振り向こうとすると急に視界がぐらつく
その後のことは覚えていなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
目覚めると、真っ白な天井が目に入る
ああ、私は倒れたのだなとまだ目覚めきってない脳を回転させて考える
｢A起きた？君、倒れたんだよ。｣
目覚めるとシュウがいた。心配して様子を見ていてくれらしいが、ナチュラルにベッドに座るな
ゆっくり起き上がりシュウの横に座る
｢ご飯、持ってきたから食べなよ｣
『今はお腹空いてないから大丈夫』
｢そんなこと言わないで｣
シュウにほれほれ、とスプーンを差し出される
ていうか距離が近い、そして腰を触るな
｢口開けさせてあげようか？｣
『冗談言わないで』
お腹も空いていないし、今食べてもきっと胃が受け付けないので口を閉じる
シュウが腰から足にかけてさわさわと触れてくる
『ちょ…』
太ももをつーっとなぞられて『ひゃ…』と声が出てしまう
口が空いた隙にスプーンを口にねじ込まれる
｢やっと開けたね｣
『やば…』
｢Aは起きたか｣
白竜が部屋に入ってくる
今の私たちの状況はかなりシュウと近づいているため、白竜は何か勘違いしたようで目を見開いた
白竜は少し怪訝な顔をし、｢やるなら静かにやれ｣と言って去っていった
｢だって｣
『だってじゃない！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっかちゃん(プロフ) - 宮野冬姫さん» ありがとうございます🥰🥰罪な女最高‼️ (2022年9月7日 10時) (
レス) id: e295b71984 (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 罪な女って好き♡モテモテ夢主が大好き♡この小説も大好き♡応援してます！ (2022年8月6日 16時) (レス) @page48 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
まっかちゃん(プロフ) - みうさん» いつも読んでくださりありがとうございます！！次回作も頑張ります！ (2021年11月27日 19時) (レス) id: 27b170910b (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 更新通知くるたびにるんるんで読ませて頂いてます…😭♡どのようにお話が進んでいくのか次回作楽しみにしております…‼︎とっても素敵な作品に出会えて本当に嬉しいです…応援しております‼︎ (2021年11月27日 17時) (レス) @page48 id: 6f8e28b460 (このIDを非表示/違反報告)
まっかちゃん(プロフ) - みうさん» ご愛読ありがとうございます！褒めてくださるだけでやる気が出ます！！黒裂くん！頑張ります‼️ (2021年11月18日 21時) (レス) id: 27b170910b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっかちゃん | 作成日時：2021年10月18日 21時
