【A3!】向日葵は君に似合わない (ページ20)

今日:24 hit、昨日:19 hit、合計:12,097 hit

8.ブログページ20

．

天馬くんにお友達宣言されてから数日＿あの後何回も頬を抓ったが夢ではなかったらしい＿いつものようにお風呂から上がってまだ少し濡れている髪の毛をタオルで抑えながら部屋へと戻ると、スマホに一件通知がポコンと浮かび上がった

時刻は11時過ぎ、こんな時間に連絡してくる友達はいないような気もするが、不思議に思いながらじっくりと内容を見てみると、思わず衝撃すぎて目を見開いてしまった

＿あのしばらく更新していなかった天馬君のブログが更新されているのだ。

通知は1分前。早く、早く見なきゃ、何か重要な告知だったりしたら……

『な、なんで…！！』

＿

「Aおはようーって…、あんた隈すごいけど大丈夫！？」

『おはよう真紀ちゃん』

「なんでそんな平然と挨拶してくんの？こっわ……」

『実はさ…』

私は昨日起きたことを洗いざらい友達に話した。彼女は何も文句を言わず私の話すことを黙って聞いている。良い友達を持ったと思うよほんとに。

「へぇ、その皇君が昨日出したブログに劇団に入団した事書いてて、チケットが一瞬で消えたと」

『ブログが更新された瞬間に見れたのと、何とか千秋楽だけは…って夜中まで粘ったおかげでチケット取れたんだけどね。』