ヘーゼル ページ37
「いいや、私の店の前に倒れてたのはあなただけ。」
『お店…？』
一か八かでみんなの居場所を聞いてみたけど、ダメだった。彼女の放った言葉を再度聞き直す
「そう、私花屋やってるの。名前はヘーゼル。あなたは？」
『Aです。』
「いい名前ね。とりあえず、うちに上がってって」
親切なことに、この綺麗なお姉さんはヘーゼルさん、というらしくお店に案内された。ヘーゼル。なんともお花屋さんにぴったりな名前だろうか。
それにしても、街もこのヘーゼルさんもどこか見た事がある。ぐるぐる考えていると、お店の中の椅子に座らされ、前の机にコト、と可愛らしいカップが置かれた。
ゆっくりと店内を見渡す。こじんまりしているものの、辺り一面鮮やかな花達が広がってとても綺麗だ。
じっくり見ると花ではない草のようなもの達ばかりが並んでいる棚を見つけた。
『ヘーゼルさん、あれは？』
「ん？あぁ、あれ？あれは薬草。うち薬屋も兼任してて、要は植物全般ってとこね。」
ヘーゼルさんから頂いたティーカップを持ちながら彼女に質問をすると、すぐに答えてくれた。「うちはこの街1番の薬屋なんだから」と胸を張るヘーゼルさんはとても可愛らしい。
「あなた、花好きでしょ」
『はい。』
「そういうのって見てて分かるのよね。」
なかなか人が花が好きかなんて、一目見て分からないと思うけど。それから彼女は花について花言葉やら何やらと詳しく教えてくれた。より一層花に詳しくなった気がする。
『っ、いけない』
「どうかした？」
完全にこの街に溶け込んでしまっていた。まだみんなは見つかってないというのに。私だけ呑気にお喋りをするなんて。
その時、街の外からバンバンと花火の音が聞こえた。思わずお店から出てその音の正体を探る。
「あぁそういえば今日だっけ、どおりで人が多いんだ」
『何がですか？』
「ん？あれだよ。」
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月香(プロフ) - 続き楽しみに待ってます...！ (2023年1月18日 23時) (
レス) id: 1d05848943 (このIDを非表示/違反報告)
さよ - 了解です！今マロに送りますね！ (2022年9月7日 10時) (レス) id: d4a3ef37b3 (このIDを非表示/違反報告)
まっかちゃん(プロフ) - さよさん» 報告ありがとうございます！その上私の執筆活動の方まで心配していただき本当にありがたいです🙇♀️差し支えなければ自分の目で確認したいので、TwitterのDMかマシュマロで教えていただけないでしょうか？ (2022年9月7日 9時) (レス) id: e295b71984 (このIDを非表示/違反報告)
さよ - 私情で報告致しました。大変申し訳ないです。作者さんに負担がかかってしまったら本当にごめんなさい。こんな事を言っておいてなんですがこれからも無理のない程度で執筆活動を頑張ってください！(ちなみにその酷似した作品ですが題名は言わない方がいいですか？) (2022年9月7日 9時) (レス) id: d4a3ef37b3 (このIDを非表示/違反報告)
さよ - この作品の1を読んでるのかな？と思うくらいそのまんまセリフが使われてるところもありました。流石にどうかなと思い、でも作者さんの執筆活動に不安要素を与えるのもなぁ…と迷ったのですが大好きな作品を真似してランキングに入っていくと思うとやるせなくって (2022年9月7日 8時) (レス) id: d4a3ef37b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっかちゃん | 作成日時：2022年7月14日 21時
