狂気の華をください【テニプリ】

歪み黒ゆく黄薔薇よ ページ39

菊「にゃはは！不二とAにはお似合いの言葉だね？」


縛られて身動き出来ないのに菊丸先輩は
どうして笑っていられるのか


不「それはどうも」


そんなことをお構いなく平気でいられる
周助先輩も今どんな気持ちなのか


貴「…」


この狂った空間は何だろう
あ、狂わせた張本人は私だ


不「雑談が入ったけど…まあいいや、時間は
たっぷりあるから…ね」


貴「っえ…！？」


いきなり拘束されてた手足を外され
菊丸先輩の目の前に連れてこられる


周助先輩が後ろから抱きしめながら
私の右手首を握り、もう片方は私の太腿を
ゆっくりと撫でられ感じる


貴「っあ…ん…や…っ」


周助先輩の撫でる手が上に上にと上がってゆく


貴「やぁ…ん…しゅ…すけせんぱっ…」


不「いつもより感じてるね。英二に見られてる
からかな。ほら、もう濡 れてきた」


貴「い…ぁっ！…触らないで…ください…」


不「可愛いよ。A…」


中に周助先輩の指が入ってきて
頭が真っ白になる


貴「ぁあん！！」


部屋に響く私の甘い声。小さな吐息
涙で濁んで見えない視界
耳元で聞こえる周助先輩の吐息と声


見ないで。見ないで。乱れた私を見ないで。
恥ずかしさなのか体が暑い


貴「や…ぁ…んっ…せんぱ…い…っ」


菊「…ちっ(ﾎﾞｿｯ」


菊丸先輩の小さな舌打ちが聞こえた気がした

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