狂気の華をください【テニプリ】

狂気の華が堕とされる時 ページ37

不「…そんな無駄話。今はもういいでしょ？これからショーが始まるんだから」


そう笑いながら近寄る周助先輩


菊「ショー？…なにそれ」


不「こんな…ショーだよ」


その直後に唇に熱を感じた
先輩の柔らかい唇、激しくなるキスの深さ
全身に熱が高まる


貴「んんっ…や…っ…せんぱ…っ」


息が苦しい。それもいつも以上に


不「可愛いね。いつも以上に顔も赤いし
色っぽい…英二に見られてるからかな？」


図星だった。顔が熱い



菊「胸糞悪いなぁ…ね、不二。俺にもAに
キス、させてよ」


貴「っ！？」


突然何を言い出すのか
もう何が何だか頭がパニクってわからない


不「…何を言い出したと思ったら…いいだなんて
言うとでも思う？英二はそこで指を噛みしめ
ながらじっくりと眺めてなよ」

また唇が塞がる。いつもの暖かいキスと
裏側に冷たいキスが襲う


貴「っは…ぁ…っ…っん…」


何でこうなってしまったのか
全部…全部私が原因なの？


私が原因だ。菊丸先輩と会ってしまったのも
仲良くなってしまったのも
そして、周助先輩を狂わしてしまったのも


全部…ぜーんぶ私の…せい


今さら悔やんだところで変わらない


でもこんな状況でも周助先輩に愛されてるなって
少し嬉しがってる自分はもっと狂ってる

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