狂気の華をください【テニプリ】

冷酷の中に三輪の花が咲く ページ36

不「ああ…英二。ごめんね？苦しいよね？今剥がしてあげるね」


菊丸先輩の口に貼ってあるガムーテープを
優しく剥がす周助先輩


菊「っは！！不二！乱暴すぎない！？
目覚めたらガムテに手足縛られてるんだよ！？」


不「こうでもしないと暴れるでしょ？」


菊「俺そんな乱暴じゃないかんね！！？」


この二人は仲がいいか悪いか…よくわからない


不「まぁこれかは英二には見てもらうからね
大人しくしててもらわなきゃ困るんだよ」


菊「…何を？」


不「喜びなよ。特別に英二には僕とAの
愛し合ってるとこを見せてあげるから」


菊「…誰もそんなこと頼んでないけど？」


嘲笑うかのように微笑む周助先輩と
どんな状況でも冷静な菊丸先輩


私は口出すことも出来なかった


不「僕からのプレゼントだよ。英二
…Aに近づいたこと後悔させてあげるから」


菊「そんなプレゼントいんない。さっきも
言ったけど、好きな人に近づかない人なんて
いないからね？俺は欲しければたとえそれが
不二のモノでも奪うの…それがモットーだからね」


不「随分ゲスい性格だね？英二」


菊「そーゆー不二も俺のゲスさに負けてないけど」


冷たい空間に何故私はいるのか
この空間から今すぐに逃げ出したい

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