狂気の華をください【テニプリ】

二輪の華に忍び寄る花 ページ17

いつものようにお昼になれば周助先輩が教室に来て、屋上で一緒に食べる


不「今日って暇？暇なら今日も部活見に来てよ」


貴「暇です。見に行きたいです！」


不「ならよかった。放課後一緒に部活に行こう」


貴「はい！」


あー。なんかこれ思うのもあれだけど
周助先輩ってほんと綺麗な顔してるな…
髪も綺麗だし顔もだしなんかもう全部が綺麗


不「…僕の顔に何かついてる？」


貴「へっ！？あ、や、そーじゃないです！
ただ…先輩って綺麗だなって思いまして…」


そう言ったのと同時にお互いの唇が触れ合う


貴「ちょ、先輩…いきなりなんですかっ！」


不「したくなったから…ダメだった？」


開眼しながらなんて…先輩はずるい


貴「…別に構わないです」


そう言うとまた唇同士が触れ合う
今日のキスは優しい。いつもは強引なのに


あ、その強引にしてる理由私だった


気づけば押し倒されていた


貴「先輩…ご飯食べなきゃお腹すきますよ…」


よく見れば服も乱れている


不「いいよ。今はAと触れ合いたいんだ」


そう言いながら首元にキスを落とされる


貴「んっ…」


不「大丈夫。優しくするから…ね？」


貴「…はい」


先輩の思うがままに身を任せた


？「…やっぱ俺なんかより不二の方がいいよね…」


そんな影に隠れる者の声も知らず

黄色い薔薇は狂気の華に近づく→←華と花

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す