狂気の華をください【テニプリ】

美しい華には棘がある ページ14

先輩の愛は日に日に深く重くなっていった。クラスの男子と話すのはもちろん、席が隣になっても先輩は怒った


"僕だけのこと好きって言ったよね
なんで他の男のことを見るんだい？"


"離さない。絶対に君を離さない"


毎回毎回同じ言葉の繰り返し


だからこそいいんだよ！！
もっと、もっと深く狂った愛がほしい
私が求めてた愛はこれだよ


ああ、やっと想像してた人生になった
全部周助先輩のおかげ


貴「周助先輩、ありがとうございます」


不「いきなりどうしたんだい？」


貴「先輩のおかげで毎日が楽しいんです
私、先輩のことあの時先輩のこと諦めなくて
本当によかったです！！！」


そう言うと周助先輩が前のような優しい
キスをおとした


不「正直Aと付き合えるなんて思っても
なかったよ。僕も毎日が楽しいよ
これからもよろしくね」


貴「えへへ…はい！」


不「……ところで、これどうゆうこと？」


そう言って見せてきたのは私がちょうど
同じ委員会の越前くんと話してる時の写真だった


不「Aはさ、付き合えてよかったとか
好きとか言うけど、何で越前と何回も話すの？
言ったよね？越前とは話すなって」


手首を捕まれ、手首に痛みがはしる


貴「違いますよ。越前くんは委員会が同じなので
この時は委員会のことを伝えてたんです。
越前くんが好きだから話してたわけじゃないです」


まあもちろん越前くんと委員会になったのは
わざとだけどね？


貴「それとも…私を信用してないんですか…？」


だってそうすれば周助先輩は嫉妬してくれるからね

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