ヘタレストーカーと私

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TH｢いい加減にしろよ｣




『こっちのセリフなんだけ…わっ』








突然私の手を掴んで走り出す。









『どこ行くのっ！離して！』









私の声を無視してしばらく走る。




やがてたどり着いたのは…








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TH｢ここから出るなよ｣




『ど、どこいくの』









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テヒョンのアパートに来るのは久しぶりだ。


テヒョンがこんなに強引になったことなんてなくてちょっと怖い。




私を置き去りにしたまま外に出て行ったけど
もし逃げたらどうなるんだろう


何でこんなこと…









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ｰｰｰｰｰ








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TH｢ただいま、ユナ｣



TH｢いい子にしてた？｣








両手にビニール袋いっぱいの何か持って帰ってくると、それを机に置いてソファの私の横に座る。









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TH｢…ずっとここにいればいいから｣




『え…』




TH｢ユナは俺のものだよ｣




TH｢幸せにしてあげるし、今度はちゃんと愛してあげる｣









テヒョンの長い指が頬に触れて
蛇に睨まれた蛙のように何故か身動きも取れなかった。






怖い。






そう思ってぎゅっと目を閉じると、唇に柔らかい感触がした。









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TH｢お楽しみは夜に取っておこうね？笑｣







好きだったテヒョンの笑みは

今は恐怖にしか感じられない









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