１１羽 ページ12
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「それだけっ？ですか？」
ポカンとした表情の日向。その顔のままにそれなら俺にペナルティないじゃん、と付け加えた。そんな日向と対照的に、影山の顔はこわばっている。
「単なる罰じゃないぞ。個人技で勝負挑んで負けるような自己中な奴が司令塔じゃチームが勝てないからな。」
澤村の言葉に、影山はピクリと肩を揺らした。その表情からは機嫌の悪さがはっきりと伺える。自己中な司令塔、それは影山にとって耳が痛い言葉だ。そんな影山の様子に気づいてなおも、澤村は言葉を続けた。
「どうした？別に入部を認めないっていってるわけじゃない。お前なら他のポジションだって余裕だろ？」
「ッ俺は！！セッターです！！」
思いつめた表情をしていた先程までと違い、堂々とした怒りの感情をあらわにして声を荒げた影山。そんな影山を煽るように、さらに澤村の言葉は続く。
「勝てばいいだろ。試合は土曜の午前、いいな。」
そう言って、澤村は今回も扉を閉めた。
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「(あまりにも不憫かなぁ……。)」
Aは一人そう思考をめぐらせていた。同じ1年、同じバレー好きとして、体育館を目の前にしてバレーができないその不憫さはいたいほど分かる。かといって、自分が澤村に交渉してもうまくいくか可能性は0に近いし、そもそも自業自得だ。
けれどやっぱり自業自得の一言で片付けてしまうのは味気ない気もする。折角の部活仲間、何か手伝えることが無いかと考えた結果、あることを思いついた。
それを実行するために窓際に移動して、前に居る田中に声をかける。
「田中さん！明日って練習、何時からですか！」
わざとらしくいつもより大きめな声で田中にきくA。特別不自然な問いかけではないため澤村も菅原も特に気に止めていなかったが、声をかけられた田中だけがその意味を察した。
目を合わせて親指を立て、任せろと言いたげに目をきらりと光らせる田中にAは頷く。
「……し、7時からですよねーっ！？大地さーん！」
「明日、朝5時。」
「おう！」
館内から聞こえてきた田中とAの言葉を受け、日向と影山はそう言葉を交わした。
(あ、あの！清水さん、ですか？)
(え？うん……貴女もしかして……。)
(マネージャー希望です。)
(そっか、嬉しい。えっと……。)
(白石Aです。)
(Aちゃん、よろしくね。)
(はい……！)
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刹那(プロフ) - 疑問なのですが５羽の端麗ナ容姿は誤字では無いですか？ (2020年5月15日 15時) (
レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 由華理さん» 本当ですか！ありがとうございます！！ご期待に添えられるように頑張ります！ あっ、ほんとですね…(゜Д゜) み、見なかったことに((( すみません！今から直したら全話直さないといけないので、目をつぶってください…！ (2016年9月30日 19時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - 質問なのですが、１７羽が二つあるのはなぜてすか？ (2016年9月29日 21時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - いつも作品見ています！これからも更新頑張ってください！ (2016年9月29日 21時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 七瀬 蒼さん» ご指摘ありがとうございます！直してきます:(゜ω゜): 面白いですか！？よかったです･･･！応援ありがとうございます！ご期待に沿えるよう頑張ります！ (元 花宮幸ヤです！) (2016年8月13日 15時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2015年5月9日 16時
