執事との恋ってありですか？ (ページ2)

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それからマーク君とはいっぱい話した。

マーク君はカナダと韓国のハーフなので、韓国語は全然出来なかったらしいけど

勉強して、ある程度の韓国語なら分かるようになったらしい。

母「Aとマーク君、私達散歩してくるわね」

「うん!!分かった!!気をつけてね」

お母さんとお父さんが部屋を出ていってマーク君とは2人っきり。

MK「ねぇAちゃん、僕のことマークオッパって呼んでよ…ダメ??」

「分かった！マークオッパね！私のことは呼び捨てでいいよ！」

MK「やった」

「そういえば、そこに立ってる黒い服着た人は誰なの？」

MK「あれはね、執事だよ」

「執事、?」

MK「そう。僕達のお世話をしてくれる人」

「へぇ〜」

MK「Aは今日からお姫様だから色々大変なことがいっぱいあるかもね、特に勉強とか」

「えぇ...私勉強嫌い」

MK「しょうがないよ...そうゆう運命だから。お姫様や王子様になったら自由がないんだ...」

「、、マークオッパは王子様？」

MK「うん...ソルチキ僕、自信がないんだ」

「なんで？」

MK「だって、物凄く頭がいい訳でもないし、韓国語分かんない時あるし、
何もかもが完璧なお父さんの後を継げるのかなって、」

「マークオッパなら大丈夫だよ!!最初は韓国語分かんなかったけど、今はこうして話してるんでしょ？
それに、完璧じゃなくたってマークオッパはきっと良い跡継ぎになれるよ！」

MK「え...?」

「それに、マークオッパには私がついてるから!!だから2人で一緒にお勉強頑張ろう!!」

MK「う、ん!!あり、がと」

「ふふ、どういたしまして」

それから11年後__

私は18歳。私とマークオッパはだいぶ勉強を頑張ったと思う。

マークオッパは韓国語がもうペラペラになったし、私は礼儀というものが身についた気がした。

いつも通りマークオッパと2人で勉強をしていると、

母「A〜マク〜ご飯よ」

お母さんも私も段々この生活に慣れ、最初はぎこちなかったけど今じゃ本当の家族だ。

そしていつも通り席についてご飯を食べていると、お父さんが

父「あ、明後日パーティーがあるんだった」

っと言った。

母「パーティー？」

父「お姫様と王子様が参加するパーティー」

母「あら」

「え、じゃあ私達も参加するの？」

父「うん。Aとマークだけそのパーティーに行くんだよ。だからお父さん達は参加しないよ」