走り出せ ページ1
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前にAちゃんと出会った喫茶店を
目指して走った
勢いよくドアを開けるとカロンコロンと
ドアベルが来客を知らせる
音と共に振り向いた君は俺に気づくと
満足そうに顔をほころばせた
.
よく分かったね？
何か見覚えがあったんだこの皿に
さすがだね翔(笑)気づくかなー？と敢えて
文章無しのクイズ式にしてみたけど、
まさか来るとは予想してなかったよ
一瞬めちゃめちゃ考えたよ(笑)
あ、ちょうど良かった、これどうぞ？
何？
ずーと前に渡したお礼の焼酎覚えてる？
うん、フルーティーな飲み口だったやつだ
そう、それ、見つけたから買ってみたの
よかったら飲んで？
ありがとう...
じゃあさ、一緒に今から飲まない？
え？でも...
松潤今居ないんでしょ？
行く前にアイツ飯ちゃんと食うかなって
心配してたよ？
えー?食べてるよさっきもサンドイッチ食べたし
それ何食目？
一食だけど...
だろ？じゃあ決まり！で、提案、俺今腹ペコ
だから、Aちゃん何か作ってよ？
えーー！私潤みたいに上手くないよ？
悪いんだけど、俺んちは水と酒しかないから、
買い物して俺んち来てよ？
俺はその間にダッシュで部屋片付けるから(笑)
えーー、めんどくさいよー
ダメ？俺お腹空いたな
...上目遣いじゃないか(笑)
何何？それが翔の甘え光線？(笑)
仕方ない、可哀想だから請け負いますか(笑)
その代わり味の保障は無いからね？
やったー！じゃあ、早速行こうか!
手早くお会計を済ませて店を出た
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作成日時：2020年10月18日 20時
