Rock Tonight S3 (ページ44)

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微睡みページ44

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翔のウチに来てから、翔の甘さにずっと
ドキドキしっぱなしの私

でもバックハグされてるの恥ずかしいけど、
安心する

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お揃いのパジャマ喜んでくれた！良かったと

思ったのに、すぐ脱がすなんて明け透けなこと

言うからそっちばっかり意識しちゃうから

止めて欲しい

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お風呂は良い香りが漂ってて、長風呂しちゃいそうな所を我慢して切り上げたら翔もすぐ
入りにいった

なんとなくスケジュールを確認してたら、
去年の今日が、あのエレベーターで出会った日
だと思い出した
翔に言ったら覚えていたらしい

頭をぽんぽんされて、そうだヘッドマッサージ
して欲しいって前に言ってたの思い出して、
寝室に入った

実はスッゴク緊張してるのワタシ...

胡座座に翔を寝かせてマッサージを始めた

今日も仕事だったし、疲れてるんだろうな、
凝ってるし、ゆっくりほぐしてリンパも流していく

ちょっと集中してマッサージしてたら、まさかの寝落ち...

えー！嘘でしょ？寝たの？え？起こすべき？
でも、何て言って起こすのよ、
まさか、しないの？とか、絶対言えないし...
オーイ翔？寝ちゃうの？

返事もあるわけなくて、結局私も翔の
横に潜り込んで寝ることにした

翔の隣はポカポカしてて、温かい

私もすぐに眠りに落ちた...はずなのに

まだ夜が明けきらない早朝、ちょっと肌寒さと
くすぐったさで重い目蓋を開けたら
妖艶に微笑む翔が私を見下ろしてる

辺りを見ればパジャマのボタンは外されて
露になった下着

こめかみにキスを落としながら
低い声で眠ってていいよと囁き耳に吐息をふきかけられたら、全身が粟立ちお臍の奥が
キューと絞られるみたいな感覚が襲う

翔に抱きついてキスをねだれば、
私の知らない世界が始まった...

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次に目覚めた時はお昼前だった

薄く目を開けたら、幸せそうな顔でワタシを
見てる翔と目があった

そして私の左手薬指にはハイブランドのリング
がはめられていた

驚いたら翔が私の左手を重ねると、

"来週からライブが始まるし、他の男から誘われ無いように虫除けつけといて"って王子の口づけを薬指に落とした

なんて幸せな目覚めだろう

まだ夢をみてるのかもしれない

あの日出会って、そして私に

素敵な人にこれから出会うんだよって言った翔

あの時既に出会っていたんだね...